ダイアテックプロダクツが、Q-Ringsでお馴染みのローターと、アルミ素材を活かしたプロダクトをリリースするレザインの2016年新製品展示会を開催した。ローターはクランクアクスル検知型の新パワーメーター「IN POWER」、レザインはポンプの新型バルブヘッドとライトラインアップを発表した。


本国からアジアマーケティング担当のダニエルさん(右)、品質管理担当のアリビオさん(左)が来日した本国からアジアマーケティング担当のダニエルさん(右)、品質管理担当のアリビオさん(左)が来日した
ダイアテックプロダクツは、ハイエンドウェアメーカーのアソスのようにパフォーマンス系のブランドから、ブルックスとノグ、ABUSのようにライフスタイル系ブランドまで幅広く取り扱う輸入代理店。今回、同社が取り扱う中でも広く名前が知られているローターとレザインという2ブランドの2016年新製品発表会が行われた。

東京・渋谷区代官山駅から歩いて5分ほど、駒沢通りに面した一角にあるショールーム。お洒落な雰囲気に包まれる会場内にはローターとレザインの定番商品がずらりと展示された。今回の展示会では両ブランドともアジアマーケティング担当者が、プレゼンテーションを行った。

まずは、楕円形チェーリングでお馴染みのローターから紹介しよう。なぜ楕円形なのか。ペダリング効率を高めることでパワーをセーブし、より効率よくパフォーマンスを発揮させようというのがローターの製品である。もっとも力を込めやすいところの歯数は大きく、力を必要としない場所の歯数は小さくと考えた結果が、楕円形なのだという。

ダニエルさんがIN POWERのプレゼンテーションをしたダニエルさんがIN POWERのプレゼンテーションをした アクスルにひずみセンサーを搭載したIN POWERアクスルにひずみセンサーを搭載したIN POWER ナショナルフラッグモデルからジャパンカラーがお披露目されたナショナルフラッグモデルからジャパンカラーがお披露目された ペダリング効率を向上させるための製品はチェーリングだけではない。初めて左右のペダリングバランスをチェックできるようにしたクランク型パワーメーター「ROTOR POWER」もその目的のために生み出されたものである。

今回発表されたクランクアクスル型パワーメーター「IN POWER」も例外ではない。パワーを計測するひずみセンサーがクランクからアクスルへ移されたため、ROTOR POWERの最大の特徴でもあった左右のペダリング効率の解析はできなくなった。しかし、専用のソフトウェアを使用すれば、左右合わせたペダリング効率を見ることができる。さらに、最大ギアを踏む位置を変えられるOCPポジションの最適位置を導き出すことも可能となっているのだ。

なぜ、クランクからアクスルへ移したのか?アジアマーケティング担当ダニエルさんが教えてくれた。「まず、ローターが大事にしていることは製品を使用するライダー達のフィードバック。ロードのみならず、トライアスロン、MTB、シクロクロスのプロ選手から声を集めることで、アップグレードを図っています。」

「IN POWERは、センサーを落車や水分などによるダメージから保護するために、BBやフレームなどによって守られているアクスルにセンサーを搭載しました。そのため落車や岩へのヒットが多いMTBやシクロクロスなど、ロードよりも過酷な環境を走る競技にも安心して使えるようになっています。」

さらに、事故による破損を防いだだけではなく、クオリティーコントロールを厳格に行い品質の差を減らすことで、信頼性も獲得している。本国の品質管理担当者アリビオさんによると、IN POWERはセンサーにスペインを代表するグローバル企業インデュラ社の製品を使用し、センサー納品時、組み付け、完成時に2重3重の検査を行うことで品質を保っているという。

「現在はルイ・コスタなどランプレ・メリダと、MTNキュベカの選手が実際に使用中です。徹底的に品質のコントロールを実施しているため、プロライダーたちから不満が出るようなトラブルは今のところ起きていません。」とはアリビオさん。ハードユーズするMTBerやシクロクロッサーにはうってつけのパワー計ではないだろうか。万が一製品版で不具合が出た場合でも、日本からの修理交換は台湾のオフィスで行う体制になっているという。

さらに、電源は単3電池で、ランニングタイムは300時間というから驚いた。どこへでかけてもコンビニさえあれば入手可能であるし、電池自体の価格も安く、最も慣れ親しんだバッテリーを使用していたのだ。充電池を使用すればランニングコストも抑えることができるというユーザーフレンドリーに仕上げられていた。

チェーンリングの歯の形状が新しくなったことも同時にアナウンスされた。ローターは2年間隔で歯の形状を変えているそうで今年がその年となったようだ。アウターリングにチェーンを上げるピンをサポートする歯、上げたチェーンを確実にキャッチする歯、インナーに落とす際に素早くチェーンをリリースする歯、すべてが見直され性能に磨きをかけているという。

レザインも本国からマーケティングマネージャーのサムさんが来日レザインも本国からマーケティングマネージャーのサムさんが来日
ローターとあわせて新製品が発表されたのはレザインだ。創業から9年目と若いが、アルミの素材を活かしたデザインや、ユーザーフレンドリーな性能を持つサイクルアクセサリーをリリースしていることで、人気を得ているブランドである。

今回メディアに向けて発表されたのは、ライトラインアップとポンプの新型バルブヘッド。ライトの詳しい情報公開はまだ先になるが、ラインアップすべてのルーメン数が向上し、軽量化を果たした。さらにレザインは今年からデイライトという比較的新しい考え方を推しはじめた。

「日中のサイクリングでも夜間と変わらず事故に巻き込まれる危険があります。日中でも明るい光を発し、ドライバーの注意をひきつけることで、安全性を高めようというのがデイライトです。レザインのリアライトには既にデイライトモードが備えられていましたが、夜と昼間どちらでも安全に走ってもらいたいので、今年からデイライトという考えを推そうと考えています」とはアジアマーケティング担当サムさんだ。

HECTO DRIVEはデザインと機能を一新しているHECTO DRIVEはデザインと機能を一新している ABS-2は90°角のバルブヘッドを採用。左は従来モデルABS-2は90°角のバルブヘッドを採用。左は従来モデル


レザインを扱うダイアテックプロダクツも同じような考え方を持っており日中のライト使用を推奨している。例えば、赤色LEDを後頭部に搭載したABUSのヘルメットを取り扱い始めたりしているのだ。その根底にはダイアテックプロダクツが同社が拠点を構える京都では、日中もライトを付ける習慣が既にあり、それを全国に発信したい想いがあるという。自衛のためのデイライトは、これから増えていくような予感さえする。

レザイン創業から8年変わらず使用し続けたABSバルブヘッドがフルモデルチェンジ。従来モデルはストレート形状のヘッドだったが、ABS-2 CHUCKは90°角へと変更された。ネジ込みタイプのヘッドには、脱着時にネジを回さなくてもいいようにリリース用のスリーブが設けられているため、使い勝手も良さそうだ。今回のモデルチェンジは市場からの声に応える形というので、90°角ヘッドを望んでいたユーザーには朗報だろう。

また、サムさんにはサイクルアクセサリーの今、未来を語っていただいた。現在のポンプ、ツールといったサイクルアクセサリーの市場は多くの企業が参加しているとともに、成長する部分が少ないという。これからはデジタル関連の市場が成長するとレザインは考えているようだ。

CARBON  ROAD DRIVE2 をはじめとしたハンドポンプも揃ったCARBON ROAD DRIVE2 をはじめとしたハンドポンプも揃った レザイン定番のツール類も展示されていたレザイン定番のツール類も展示されていた

レザイン定番のツール類も展示されていたレザイン定番のツール類も展示されていた フロアポンプも揃ったフロアポンプも揃った


「レザインはGPS付きサイクルコンピューターを開発しています。現在はトレーニングを記録し、それを管理するというのがブームとなっており、自転車でもトレンドとなってくると考えています。サイクルエレクトロニクスの分野はこれからも成長を続け、サイクルコンピューターを使用する人は更に増加するでしょう。」とサムさんはいう。

今回レザインの担当者から伺うことができたサイクルコンピューターは日本国内でまだ発表されていないので、次々と発表される新製品の中にサイクルコンピューターが出てくることを期待して待ちたい。今回発表されたポンプの新型バルブヘッドやライトなど、次々と新製品が現れるレザインの情報から目が離せなくなった展示会だった。

text,photo:Gakuto.Fujiwara
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