アンカー RHM9 RS
アンカーロードバイク 乗り比べインプレッション2011
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アンカー RHM9 RS
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トップチューブとダウンチューブがヘッドチューブをつかむようにデザインされた「ドラゴンクローデザイン」。ヘッド周りの一体感ある剛性を生み出しつつ、応力も分散させる
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シートステーはオーソドックスなモノタイプを採用し、メインフレームに差し込み接着される。精度と生産性、乗り心地と剛性などあらゆる面でのバランスに優れる方式だ
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菱形断面に成型されたトップチューブ。ねじれ剛性を確保しながらも、路面からの突き上げを緩和して快適性が追求される。ヘッドからシートチューブに向かって徐々に細くなる
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シートステーのブレーキブリッジ以下の部分は、中間部分に縦方向の扁平形状を採用する。さらに内側に絞り込むデザインとすることでねじれ剛性と乗り心地がバランスされている
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BBシェルはオーソドックスなスレッドタイプ。ボリューム感のあるダウンチューブと角型のチェーンステーによって、BB部分の必要なねじれ剛性と横剛性が制御されている
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ヘッドチューブは520㎜(ホリゾンタル換算トップチューブ長550㎜)で140㎜。レーシングバイクらしい短めの設計により、上級者が前傾ポジションをしっかり確保できる
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フォークブレードにピンポイントでデザインされたリブは、ねじれ剛性を高めるための加工。ハンドリングやブレーキングによるバイクの挙動を安定させる狙いだ
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チェーンステーはBB側を角型に整形。リヤエンドに向かって徐々に丸断面に変化する。中間部分を内側に絞り込む形状によって剛性を高め、加速のレスポンスを向上させる
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1-1/8インチのコラム径を採用したオーソドックスなシェイプのフロントフォークを組みわせる。フォークブレードはわずかなアールを描いた形状で振動吸収性にも配慮する
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アンカー RMZ
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アンカー RMZ
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パーソナルマッチングのために採用されたラグド工法。チューブを外から支えるアウターラグは肉厚に成型されており、接合部の高い強度と剛性が確保されている
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丸断面のオーソドックスなインテグラルシートポストは、サドルのセンター出しを確実にでき固定力も十分。コラム用スペーサーを入れればサドル高さの微調整も簡単だ
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丸断面のシートチューブの中間部分には突起が設けられ、外観上のアクセントになっている。モノステーの挿し込み部分は接合面積を大きく割いて確実な接着を実現する
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シートステーもまたRHM9から受け継ぐモノタイプ。前三角に比べて細身の印象だが、チューブにリブを設け、ベンド加工をすることで乗り心地と剛性をバランスする
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ボリューム感にあふれるダウンチューブ。菱形断面のヘッド側にはじまり、BBに向かって徐々に三角断面に変化する。下底の幅を大きくすることでBB部の高剛性を追求する
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ヘッドチューブの外径よりも幅広に整形されるトップチューブ。ヘッド部のねじれ剛性を高めると共に、横扁平の形状により振動吸収性においても最大限の効果を発揮する
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チェーンステーはBB側を角形断面に整形。断面積も大きく確保してBB部分の高いねじれ剛性が追求される。また、中間部分を絞り込むことで快適性と剛性をバランスする
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BBシェルはオーソドックスなスレッドタイプを用いる。シートチューブとダウンチューブの接合部は、横方向に目一杯に広げた作りでBB部分のウイップを抑制する
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ヘッドチューブはRHM9シリーズで開発されたドラゴンクローヘッドを受け継ぐ。上下異径ヘッドヘッドチューブの効果も相まって、高剛性のフロントセクションが形成される
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1-1/4インチのロワーベアリングにより、ボリューム感あふれる形状となったフロントフォーク。菱形断面に成型されたブレードとの組み合わせが高いスタビリティを発揮する
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RMZ Ride-10
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RMZ Ride-1
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オーダーシステムには専用のPCソフトが用いられる
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藤田晃三さん(アンカー営業課)
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最適なライディングポジションの確定は、大腿と下腿、腕、腰の関節角度を計測して決定される
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ライダーのパフォーマンスとポジションを測定するためのフィッティングマシン