08年までのフラッグシップ、G4。その反応の鋭さはG5が登場した今も衰えない08年までのフラッグシップ、G4。その反応の鋭さはG5が登場した今も衰えない Photo: Makoto Ayano仲沢 G5が登場したのでG4はちょっとかすんでしまうんじゃないかと心配していたのですが、なかなかどうして、相変わらず良いバイクですね。

吉本 ホント、良いバイクですよ。G5はいかにも硬くて薄いモノを踏んでいるという印象ですが、このG4はある程度の厚みを感じることができる。安心感という点では、G4の方が上かもしれませんね。個人的にはG5よりもG4の踏み味の方が好きです。

仲沢 そうですね。ヒルクラムではG5の方が上かなと思いますが、平坦や下りなどトータルで考えるとG4という選択肢も悪くない。ヒルクライムだって、G5と比較するとというだけで、たいていのバイクより登坂性能は高いですね。

吉本 確かに。特に緩くて長い上りなんかを登っている時、さらにスピードアップしようとして踏み込むと、G4はすごく良く伸びる印象でした。

仲沢 ホント、踏み込んだときの反応が非常に良いですね。よく我々は「踏んだ分だけ前に進む」という表現をしますが、このバイクは「踏んだ分以上にスイスイ進む」感覚ですね。レース用バイクとして、とても素晴らしいフィーリングだと思います。こんなに気持ちの良い加速感を示すバイクもあまりないですね。

吉本 フォークの出来が良いんでしょうね。ダンシングで体重を乗せてもビクともしない。ショック吸収性は多少犠牲にしても、絶対に力を逃がさないぞという決意のようなモノが感じられる(笑)。

踏んだ瞬間から反応するため、力を逃さず、踏んだ分以上に進んでくれる印象がある踏んだ瞬間から反応するため、力を逃さず、踏んだ分以上に進んでくれる印象がある Photo: Makoto Ayano
どんな速度域からでもしっかり進み、しっかり止まる。レースで活きるバイクだどんな速度域からでもしっかり進み、しっかり止まる。レースで活きるバイクだ Photo: Makoto Ayano仲沢 フレームの剛性感もかなり高めですね。G5があるとはいえ、この剛性感の高さはたいていのバイクを凌駕しているのではないでしょうか? かなり硬めのバイクが好きな人でも、G4で十分満足できるでしょうね。

吉本 路面が荒れているところでは、路面の凹凸が結構伝わってきますね。それでも不快というレベルではないので、これはこれで我慢できる。そもそも剛性感の高いレーシングバイクですから、これはあまり文句を言う部分ではないですね。

仲沢 さすがに、ブレーキングはしっかりとしていますね。どんな速度域からもグッと止まってしまう。レーシングバイクらしい味付けですよね。

吉本 ホント、あまり死角のないバイクですよね。

仲沢 オススメするとしたら、やはりレース指向の人でしょうか? この硬くて軽い乗り味は、レースで本当に生きますね。

吉本 そうですね。レース用やロングライドでもスキルのある人。シッティングでグイグイ登ってしまうような人向けでしょうね。

DETAIL

BH G4BH G4

セットバックがないシートピラーが挿入され、シートチューブの真上にサドルがセットされるセットバックがないシートピラーが挿入され、シートチューブの真上にサドルがセットされる これによりシートチューブの後輪方向へかかる負担が減少し、ダイレクトな乗り味とペダリングが追求されている。 Photo: Makoto Ayano クラウンからエンド部分までエアロダイナミクスを全面的に強調した形状のフロントフォーククラウンからエンド部分までエアロダイナミクスを全面的に強調した形状のフロントフォーク 角形で大きな体積のクラウンとストレートタイプのブレードによって、ブレのない俊敏なステアリングを提供する Photo: Makoto Ayano コンパクトな後三角は加速性を高めるための設計コンパクトな後三角は加速性を高めるための設計 その一方、シートステーは横から見たときに弓なりの形状を与えることで振動吸収性を高め、小型化された後三角で起こりがちな路面からの不快な突き上げを緩和する。 Photo: Makoto Ayano

ダウンチューブは台形に近い断面形状ダウンチューブは台形に近い断面形状 幅広な部分を下側に向けて使用することでねじれ剛性を高めている。G5同様凹みが設けられており、横から見るとシフトワイヤ隠れる状態となり空力の向上がねらわれる。 Photo: Makoto Ayano 空力特性を高めたシートチューブ形状も健在空力特性を高めたシートチューブ形状も健在 カーボンならではの設計の自由度を生かしたG4のエアロフォルム。それを最もわかりやすく表現していると言えるのが、この部分だろう。 Photo: Makoto Ayano
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