数年前には考えられなかった異次元のダイレクト感を味わえるBH G5数年前には考えられなかった異次元のダイレクト感を味わえるBH G5 Photo: Makoto Ayano
仲沢 とにかく剛性感の高いバイクですね。踏んだら踏んだだけ即座に進み、ハンドルを切れば切っただけクイックに曲がってくれる。そのダイレクト感の高さは、まさに異次元と言っても過言ではないでしょう。

吉本 このバイク、超軽量車なんですよね。でも高剛性バイクでもある。数年前には考えられないことですよね。軽いのにヤワさがぜんぜん感じられない。これぞ最先端のレーシングバイクという感じですね。

超軽量なのに驚きの高剛性。良い意味でのアンバランス超軽量なのに驚きの高剛性。良い意味でのアンバランス Photo: Makoto Ayano仲沢 そうそう、持ってみるとビックリするほど軽く、剛性感もビックリするほど高い。そのアンバランスに、思わず「えっ?」と驚きの声を上げてしまいますね。これまで、こんなに軽くてこんなに剛性感の高いバイクに出会ったことがないので、自分が何か間違ってしまったのかと疑ってしまうほどです。

吉本 とにかくフォークが強いので、ハンドルさばきがメチャクチャ軽いですね。ヒルクライムでダンシングして体重をフォークにかけても、ぜんぜんよじれることがなく、踏力をすべて推進力に変換してくれる感じ。

仲沢 僕もこのバイクはヒルクライムで最強だと思いますが、この剛性の高いフォークはゴールスプリントでも生きるでしょうね。混戦の状態になっても、縫うように隙間を抜けられるフィーリングですね。クリテリウムやタイトなコーナーの多いコースを走るのにも、もちろん良い。

吉本 反面、路面の凹凸はそれなりに拾いますね。段差などの衝撃もダイレクトでした。しかし、路面からのインフォメーションを手やカラダに直接感じた方が、危険回避には有利な場面もあるから、これはこれでアリですね。基本的に日本は路面が良いですし、慣れてしまえば捨てがたい魅力になるはずです。

BB30の効能か、踏み込むと初速からグンと伸びるBB30の効能か、踏み込むと初速からグンと伸びる Photo: Makoto Ayano仲沢 コーナリングはちょっと独特なフィーリングでした。硬いバイクなので、慣れないとちょっとクイックすぎる印象なんですね。最初は「不安定かな?」とも思ったのですが、慣れてくるとこれはこれでなかなか良い。このハンドリングを端的な言葉で表現すると、「オン・ザ・レール」という感じかな。荒れた路面はちょっと苦手かもしれませんが、きれいな路面ならば最強のハンドリングかもしれない。それにしても、踏み出しの軽さは衝撃的ですね。

吉本 BB30も生きているんでしょうね。初速からグーンと伸びるから、1分も乗ればこのバイクの魅力がわかりますね。ブレーキングもダイレクトな印象でした。ハイスピードからフルブレーキングしても、フレームが負けてしまうことはまったくないですね。

仲沢 とにかく硬くて軽いバイクを好む人にとって、G5以上のチョイスはないでしょうね。硬くて軽いバイクが好きならば、ヒルクライマーでもスプリンターでもOK! ライダーの実力を100%引き出してくれること間違いなし!

吉本 このバイク、電動メカ対応なんですよね。ダウンチューブ下にはバッテリーの台座まである。しかも、その部分が溝状になっているから、配線も目立たなくて良い。グラフィックもシンプルで好感が持てるし、これから日本でも一気に人気が出るんじゃないかな?

DETAIL

BH G5BH G5

G4よりさらに煮詰められたヘッド周りG4よりさらに煮詰められたヘッド周り ヘッドチューブの下側を大径化し、捻れに強く、ダンシング時やブレーキング時の安心感・安定感がアップした。ブレーキングから再加速する際の反応性の向上にも貢献している Photo: Makoto Ayano BB30規格を採用することで、断面積の大きなハンガー部分を形成するBB30規格を採用することで、断面積の大きなハンガー部分を形成する ダウンチューブとチェーンステーはBBシェル目一杯の幅で接合され、ペダリングパワーを逃さない高剛性を追求。シマノのチェーンホイールの場合は付属のカップを装着してセットする。 Photo: Makoto Ayano

ストレートブレードのフロントフォークストレートブレードのフロントフォーク カーボンコンポジットメーカーとして注目を浴びているアメリカのエッジコンポーネント社とのコラボによるもの。ボリューム感にあふれるクラウンを装備しながら、エンドまでフルカーボン製でわずか330gという軽さ。 Photo: Makoto Ayano ダウンチューブの裏側には凹みがあり、変速ワイヤが半内蔵状態となりエアロダイナミクスが追求されるダウンチューブの裏側には凹みがあり、変速ワイヤが半内蔵状態となりエアロダイナミクスが追求される フル内蔵のタイプに比べてメンテナンスに優れる点もうれしい点だ。BBに近い側には電動コンポのバッテリーを直付けできる台座が装備されている。 Photo: Makoto Ayano モノタイプのシートステーは、細身のチューブを横方向に扁平加工し、この部分で積極的に振動を吸収する設計モノタイプのシートステーは、細身のチューブを横方向に扁平加工し、この部分で積極的に振動を吸収する設計 また、スローピング構造によりシートチューブに対するシートステーの接合位置を低くできるので、後三角を高剛性に保つことができる。 Photo: Makoto Ayano
提供:JPスポーツグループ 企画/制作:シクロワイアード