大会の舞台となったのは、地中海に面したレバノン中南部に位置するバスキンタ。13日にはDH種目が開催。DH女子はエントリーが参加定員に満たないとの理由でキャンセルとなり、出場を予定していた末政実緒は不参加となったが、男子エリートで清水一輝が優勝。3位には青木卓也が入った。

優勝した清水一輝の走り優勝した清水一輝の走り (c)joe39.net ダウンヒル男子エリート表彰台 1位清水一輝(中央)、3位青木卓也(右)ダウンヒル男子エリート表彰台 1位清水一輝(中央)、3位青木卓也(右) (c)joe39.net


翌14日にはXCOが開催され、今季限りでの引退を予定している片山梨絵が自身最後の海外レースとなるエリート女子クラスで優勝を果たし、2004年以来となるアジアチャンピオンに輝いた。

次いでエリート女子のスタートから2時間後に競技が開始された男子エリートには、山本幸平と山本和弘の兄弟コンビが出場し、1位幸平、2位和弘のワンツーフィニッシュを達成。優勝した山本幸平は4回目のチャンピオンを獲得。

ワンツーフィニッシュを果たした山本兄弟ワンツーフィニッシュを果たした山本兄弟 (c)joe39.net クロスカントリー女子エリート表彰式 表彰台の頂に立つ片山梨絵クロスカントリー女子エリート表彰式 表彰台の頂に立つ片山梨絵 (c)joe39.net


さらにその後に開催された男子ジュニアでは、前田公平が優勝。日本チームは出場した全ての種目にて優勝、選手全員がメダルを獲得した。

山本和弘は自身のTwitterにて、「MTBアジア選手権大会全レースが終わりました。結果は出場カテゴリーすべてアジアチャンピオン獲得、日本全選手メダル獲得、そして幸平が優勝、自分が2位アジア最強ブラザーズを証明する事ができました。これ以上の結果はありません。うれしい!」と語っている。


男子ジュニア表彰台 1位の前田公平男子ジュニア表彰台 1位の前田公平 (c)joe39.net 第18回MTBアジア選手権大会結果(日本人選手出場競技)
ダウンヒル 男子エリート
1位 清水一輝
2位 Hong Chun TAN(シンガポール)
3位 青木拓也

男子エリートでワンツーフィニッシュの山本兄弟と、女子エリート優勝の片山梨絵男子エリートでワンツーフィニッシュの山本兄弟と、女子エリート優勝の片山梨絵 photo:(c)joe39.net クロスカントリー 男子エリート
1位 山本幸平
2位 山本和弘
3位 Artyom GOLOVASCHENKO(カザフスタン)

クロスカントリー 女子エリート
1位 片山梨絵
2位 Yue BAI(中国)
3位 Dinh Thi Nu QUYNH(ベトナム)

第4回ジュニアMTBアジア選手権大会
クロスカントリー男子ジュニア
1位 前田公平
2位 Artur FEDOSSEYEV(カザフスタン)
3位 Sheng Shan CHIANG(チャイニーズタイペイ)





photo:渡辺 城作
text:So.Isobe

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