第9ステージは大小の峠を5つ含む消耗戦。レースは序盤から各主力チームが個人総合大逆転を狙った攻撃に出る。

第9ステージ、2位のパク・ソンベク(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン)第9ステージ、2位のパク・ソンベク(EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン) photo:Cyclisme Japonその中、中盤から福島晋一と清水都貴を含む8名の先行グループが総合リーダーのゴン・ヒョソク(ソウルサイクリング)を消耗させるべくジャブを打ち、終盤の決定的攻撃に備えた。8名は吸収されたが直後の攻撃に再び福島、そしてパク・ソンベクが参加し清水の再度の抜け出しを待った。

しかし個人総合上位選手が簡単に抜け出す中、総合4位の清水へのマークが集中しタイミングを逸し取り残されてしまう。それでも清水は単独で追走をはかり、先行グループから福島が清水まで戻り全力疾走で追い上げるが、先行グループのペースアップするなか追い上げは1分強差までに留まり個人総合を逸してしまった。先頭集団はパクが2位でゴール。

【浅田監督のコメント】
今日も途中まで万全な形でレースを進めたが、重要な場面で清水を抜け出させることが出来なかった。チーム自らの動きで大逆転を可能に持ち込んだステージだけに非常に残念。最終ステージステージ優勝を狙う。

第9ステージ 襄陽(ヤンヤン)~春川(チュンチョン)200.3km



【第9ステージ結果】
1. ヨー・キホン (ソウルサイクリング):5h39m27s
2.パク・ソンベク (EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン):+19
3.オレリアン・パスロン (ノーランド ハンブルク):+19s
4.チェ・ジョンギュン CHOI  (クムサン カウンティ):+19s
5.ジャコバス・ヴェンター  (トレック・マルコポーロサイクリングチーム):+19s

【総合成績】
1.ロジェ・ブシャ(チーム ネオテル):33h23m38s
2.ジェイ・クロフォード (セイビング アンド ローン サイクリングチーム):+17s
3.ティム・ロー (セイビング アンド ローン サイクリングチーム):+1m14s
4.清水都貴 (EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン):+1m40s
5.パク・ソンベク (EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン):+1m42s

photo&text:Cyclisme Japon