9月16日、ロード世界選手権がオランダ・リンブルフ州で開幕した。初日の午前中に行なわれたエリート女子チームタイムトライアルでトップタイムを叩き出したのはチームスペシャライズド・ルルレモン。初開催種目で金メダルを獲得した。

エリート女子チームタイムトライアルで優勝したチームスペシャライズド・ルルレモンエリート女子チームタイムトライアルで優勝したチームスペシャライズド・ルルレモン photo:Kei Tsujiリンブルフ州のシッタルトからファルケンブルフに至る34.2kmで行なわれたエリート女子チームタイムトライアル。市街地と丘陵地帯を駆けるコースはアップダウンの連続。「ラング・ラールベルグ(1300m・4.5%)」と「カウベルグ(1200m・5.8%)」の登りも設定されている。

今年結成したアメリカのチームスペシャライズド・ルルレモンは、12チームの最終走者としてスタート。イナヨーコ・テウテンベルグ(ドイツ)、アンバー・ネーベン(アメリカ)、イヴリン・スティーブンス(アメリカ)、エレオノラ・ファンダイク(オランダ)、シャーロット・ベッカー(ドイツ)、トリキシ・ヴォラック(ドイツ)の6名が、オーストラリアのオリカ・AISを24秒差で下した。平均スピードは44.1km/h。3位にオランダのAAドリンク・レオンティアンが入っている。

エリート女子チームタイムトライアルで優勝したチームスペシャライズド・ルルレモンエリート女子チームタイムトライアルで優勝したチームスペシャライズド・ルルレモン photo:Riccardo Scanferlaエリート女子2位に入ったオリカ・AISエリート女子2位に入ったオリカ・AIS photo:Riccardo Scanferla

優勝メンバーの一人、オランダのファンダイクは「自国開催のレースで最初に金メダルを獲得するなんて感激。チームは4月からコースを試走して、徹底的に研究してきた。一年で一番大きなターゲットで結果を残すことが出来て本当によかった」とコメントする。金メダルを獲得した6名は、2013年シーズン、アルカンシェルのロゴをジャージに追加することが可能だ。

ロード世界選手権2012エリート女子チームタイムトライアル
1位 チームスペシャライズド・ルルレモン        46'31"
2位 オリカ・AIS                     +24"
3位 AAドリンク・レオンティアン            +1'59"
4位 ラボバンク                    +2'20"
5位 ルスヴェロ                    +2'30"
6位 ビーピンク                    +3'14"
7位 SCミケラファニーニ                +4'37"
8位 ハイテクプロダクツ                +4'38"
9位 ドルマンス・ボエルス               +5'00"
10位 ロット・ベリソル                 +5'31"

text&photo:Kei Tsuji in Limburg, Netherlands