2012年のツール・ド・フランスを走った各チームのロードバイクを紹介するコーナーの最終回。今回はアスタナ、オメガファーマ・クイックステップ、オリカ・グリーンエッジ、アルゴス・シマノの4チームを紹介。

アスタナ
スペシャライズド Tarmac SL4
アスタナ アレクサンドル・ヴィノクロフのスペシャライズド Tarmac SL4アスタナ アレクサンドル・ヴィノクロフのスペシャライズド Tarmac SL4 photo:Makoto.Ayano

アスタナはメンバー全員がターマックSL4を駆った。コンポーネントはSRAM REDを使用し、スペシャライズドとSRMのパワーメーターを組み合わせる。エースナンバーを付けるヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア)はロゴ消しのオーシンメトリック製楕円チェーンリングを使用した。ホイールはコリマとし、VIVAやMCCのディープリムを積極的に使用していた。

アスタナ スペシャライズド Tarmac SL4 アレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン)の専用サドルアスタナ スペシャライズド Tarmac SL4 アレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン)の専用サドル photo:Makoto.Ayanoアスタナ スペシャライズド Tarmac SL4 「FOREVER VINO」アスタナ スペシャライズド Tarmac SL4 「FOREVER VINO」 photo:Makoto.Ayano


シートポスト、ハンドル、ステムなどはFSA製品でアッセンブル。アレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン)のバイクには「FOREEVER VINO」のスペシャルペイントが施された特別仕様のハンドルやアリゲーター製ケーブルハウジングが組まれるなど、オリジナル感ある仕上りを見せていた。タイヤはスペシャライズドのプロトタイプ。

アスタナ スペシャライズド Tarmac SL4 コリマのVIVAやMCCホイールを使用するアスタナ スペシャライズド Tarmac SL4 コリマのVIVAやMCCホイールを使用する photo:Makoto.Ayanoアスタナ スペシャライズド Tarmac SL4 ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア)はスポンサー外の楕円ギア板を使用アスタナ スペシャライズド Tarmac SL4 ヤネス・ブライコヴィッチ(スロベニア)はスポンサー外の楕円ギア板を使用 photo:Makoto.Ayano



オメガファーマ・クイックステップ
スペシャライズド Tarmac SL4
オメガファーマ・クイックステップ リーヴァイ・ライプハイマーのスペシャライズド Tarmac SL4オメガファーマ・クイックステップ リーヴァイ・ライプハイマーのスペシャライズド Tarmac SL4 photo:Makoto.Ayano

オメガファーマ・クイックステップもアスタナ、サクソバンク・ティンコフと同じくスペシャライズドのターマックSL4をメインに使用。タイムトライアルを得意とするベアト・グラブシュ(ドイツ)はエアロマシンであるヴェンジに乗っていた。写真はリーヴァイ・ライプハイマー(アメリカ)のバイク。

オメガファーマ・クイックステップ スペシャライズド Tarmac SL4 ZIPP製パーツでアッセンブルされるオメガファーマ・クイックステップ スペシャライズド Tarmac SL4 ZIPP製パーツでアッセンブルされる photo:Makoto.Ayanoオメガファーマ・クイックステップ スペシャライズド Tarmac SL4 プロトの表記があるK-EDGE製ガーミンマウントオメガファーマ・クイックステップ スペシャライズド Tarmac SL4 プロトの表記があるK-EDGE製ガーミンマウント photo:Makoto.Ayano


コンポーネントはSRAM REDで、出場チーム中唯一QUARQのパワーメーターを使用することが特徴だ。ホイールやハンドルなどのパーツ類はFSA製品で統一される。タイヤは唯一赤ロゴのスペシャライズド製プロトタイヤがセットされていた。BBはセラミックスピード。

オメガファーマ・クイックステップ スペシャライズド Tarmac SL4 パワーメーターはQUARKオメガファーマ・クイックステップ スペシャライズド Tarmac SL4 パワーメーターはQUARK photo:Makoto.Ayanoオメガファーマ・クイックステップ スペシャライズド Tarmac SL4 赤ロゴのプロトタイプと思われるタイヤオメガファーマ・クイックステップ スペシャライズド Tarmac SL4 赤ロゴのプロトタイプと思われるタイヤ photo:Makoto.Ayano



オリカ・グリーンエッジ
スコット FOIL
オリカ・グリーンエッジ スコット FOILオリカ・グリーンエッジ スコット FOIL photo:Makoto.Ayano

ツール初出場となるオリカ・グリーンエッジが乗るのはスコットのエアロロードであるフォイル。メルセデス・ベンツF1チームとパートナシップを組んだ最先端バイクだ。チームカラーに塗られたバイクに組み合わされるコンポーネントはシマノ・デュラエースDi2。ホイール、ハンドルなども同社製品でまとめられる。リアメカにはチームカラーのセラミックスピード製プーリーがセットされていた。サドルはプロロゴ、タイヤはコンチネンタル。

オリカ・グリーンエッジ スコット FOIL グリーンのセラミックスピード製プーリーをセットオリカ・グリーンエッジ スコット FOIL グリーンのセラミックスピード製プーリーをセット photo:Makoto.Ayanoオリカ・グリーンエッジ スコット FOIL シマノ製品でアッセンブルされるハンドル周りオリカ・グリーンエッジ スコット FOIL シマノ製品でアッセンブルされるハンドル周り photo:Makoto.Ayano



アルゴス・シマノ
フェルト F1
アルゴス・シマノ フェルト F1アルゴス・シマノ フェルト F1 photo:Makoto.Ayano

オランダチームのアルゴス・シマノが使用するのはフェルトのオールラウンドバイク、F1。シマノがスポンサードを務める同チームだけに、コンポーネントにはもちろんデュラエースDi2、ホイールはプロトタイプを積極的に使用し、ハンドル周りはPROと統一感のあるアッセンブルを見せる。タイヤはヴィットリアのスポーンサードを受け、ステージによってはグリーンカラーの幅広タイプのプロトがセットされていた。

アルゴス・シマノが使用するヴィットリアの幅広プロトタイヤアルゴス・シマノが使用するヴィットリアの幅広プロトタイヤ photo:Makoto.Ayanoアルゴス・シマノ フェルト F1 PRO製品がセットされるアルゴス・シマノ フェルト F1 PRO製品がセットされる photo:Makoto.Ayano



text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano