トレックから、ツール・ド・フランスの歴史で8回の優勝を飾るなど、数々のレースで勝利に輝いたフラッグシップモデルであるマドンの新型モデルが発表された。今回フルモデルチェンジが施されたMADONE 7シリーズは、次世代のレースバイクとして新たな時代の幕開けをもたらすバイクとなりそうだ。

トレック MADONE 7シリーズトレック MADONE 7シリーズ (c)トレック・ジャパン

新型 MADONE 7シリーズは、既にスピードコンセプトに使用されている空力に優れた KVF(Kammtail Virtual Foil) デザインを新型フレームに最適化し採用、エアロダイナミクスと軽量の両立に成功している。それと同時に、シマノと共同開発した新規格のブレーキも業界に先駆けてスペックする。フラッグシップモデルとなるMADONE 7シリーズでは、ペイントオプションとして、トレック独自の U5 Vapor Coat(ベーパーコート)を開発し、驚異的な5g以下というペイント重量を実現している。

トレック MADONE 7シリーズトレック MADONE 7シリーズ (c)トレック・ジャパンフレーム重量は2012年モデルのマドン6.9 SSL よりも200gの軽量化を果たし、マドン史上最軽量の750gを達成している。徹底的な軽量化と究極の空力デザインによる抵抗削減が、最大 25 ワットものパワー出力(ワット)の節減をもたらす。プロライダーだけでなく、少しでも早く走りたい全てのライダーの大きなアドバンテージとなりそうだ。

ロードバイク・プロダクトマネージャーのベン・コート氏は以下のようにコメントしている。

「我々は常に、“速さの追求”というシンプルかつ重要なミッションを開発目標の根幹に置いている。新型マドンの開発では、速さを追求するために必要な全ての要素をゼロから見直した。新型マドンは、従来のマドンの要素を何ひとつ損なうことなく、より速く、より軽く完璧なトータルバランスを実現することに成功した。」


プロジェクトワンにも登場
数万通りのフレームカラーと希望のパーツを組み合わせて、世界でたった1台の自分だけのバイクがデザインできるトレックのカスタムバイクプログラム「プロジェクトワン」でもマドン7.6シリーズをカスタマイズすることができる。ツール・ド・フランスに出場するレディオシャック・ニッサン・トレックの選手達と同じくバイクをカスタムデザインできることもトレックのプロジェクトワンの特徴だろう。

*シクロワイアードではベルギーで発表されるトレック MADONE 7シリーズのプレゼンテーションを現在取材中。詳しくは追ってスペシャルコンテンツでお届けします。

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