UCIが2012年のロンドン五輪ロードレース出場枠発表　日本は2枠獲得

UCI（国際自転車競技連合）は10月31日、イギリス・ロンドンで開催される夏季オリンピックのロードレース出場枠を発表した。日本からはロードレースに2名出場。個人タイムトライアルには1名出場する。

今年10月のロード世界選手権に日本代表として出場した宮澤崇史（ファルネーゼヴィーニ・ネーリソットリ）、別府史之（レディオシャック）、 新城幸也（ユーロップカー） photo:Kei Tsuji日本は2011年度のUCIアジアツアーの国別ランキングでイランに次いで2位に入ったことで合計2枠を得た。仮にUCIアジアツアーによる出場枠を得られなかった場合でも、日本は別府史之（レディオシャック）がUCIワールドツアーランキングに入ったことで1枠、さらに今年2月に開催されたアジア選手権ロードレースで新城幸也（ユーロップカー）が優勝したことによる1枠を得ている。

すでに別府史之のロードレース出場内定が発表されており、残る1名の行方に注目が集まる。

JCF（日本自転車競技連盟）が定めるオリンピック派遣選手選考基準によると、10月26日時点のポイント数で別府史之（556ポイント）に次いで新城幸也（388ポイント）が2位。以下、宮澤崇史（251ポイント）、福島晋一（238ポイント）、西谷泰治（195ポイント）、畑中勇介（183ポイント）と続く。2012年の全日本選手権までのポイント集計で代表選手が決定される。

ロードレースの出場枠を獲得したのは59カ国（タイムトライアルは32カ国）。出場枠は合計140名で、オーストラリア、ベルギー、スペイン、イギリス、ドイツ、イタリア、オランダ、スイス、アメリカが上限の5枠を獲得している。伝統国フランスは4枠に留まった。

ロンドン五輪2012ロードレース出場枠（ロードレース/タイムトライアル）