10月30日、第28回全日本BMX選手権大会が広島県安芸高田市の土師ダムBMXトラックで開催され、エリートクラスで長迫吉拓(ながさこ・よしたく)が優勝した。

第2 バームでの長迫吉拓#993 と三瓶将廣#79第2 バームでの長迫吉拓#993 と三瓶将廣#79 (c)全日本BMX連盟

男子ジュニア&エリート優勝の長迫吉拓男子ジュニア&エリート優勝の長迫吉拓 (c)全日本BMX連盟全日本BMX選手権大会は前日から降り続いた雨により、滑りやすいコースコンディションでのレースになったが、国内のトップ選手が集結し最高レベルのレースが繰り広げられた。

男子ジュニアクラスのエントリーがレース成立の5名に満たなかったため、男子エリートとの混走となり行われた男子ジュニア&エリートの決勝レースで。長迫吉拓がジュニアから昇格後はじめてのビッグタイトルを手にした。

スタートからトップに立ったのは同選手権を3連覇中の三瓶将廣。三瓶は第1バームをトップで通過するものの、第2バームで長迫がインから仕掛けトップに立った。両者は接触して三瓶がバーム出口で転倒。長迫もバランスを崩したものの立て直し、そのまま優勝を決めた。

女子15 歳オーバークラスでは山野本悠里が優勝し宇都宮真央が2 位に入り、地元広島の選手がワンツーフィ ニッシュ女子15 歳オーバークラスでは山野本悠里が優勝し宇都宮真央が2 位に入り、地元広島の選手がワンツーフィ ニッシュ (c)全日本BMX連盟第1バームや第4ストレートなどでも転倒した選手が相次ぐ大波乱のレースとなった。2 位には高橋堅太、3位には池田大暉が入った。

長迫は5月のアジア選手権大会でジュニアクラス優勝、世界選手権大会でもジュニアクラスで準々決勝に進出するなど若手の成長株ともいえる選手で、8月にジュニアからエリートに昇格した後もUCI BMX スーパークロスワールドカップ・チュラビスタ大会で予選通過を果たしている。

エリートのレースと同時に年齢別の全日本BMX 選手権大会も開催され、各クラスで熱戦が展開された。

全表彰式終了後にはエリートクラス年間ランキングの表彰が行われ、松下巽がシリーズチャンピオンを獲得した。

男子ジュニア&エリート表彰式 男子ジュニア&エリート表彰式  (c)全日本BMX連盟エリートクラス年間ランキングの表彰エリートクラス年間ランキングの表彰 (c)全日本BMX連盟


男子ジュニア&エリート表彰式 男子ジュニア&エリート優勝の長迫吉拓男子ジュニア&エリート表彰式 男子ジュニア&エリート優勝の長迫吉拓 (c)全日本BMX連盟第28回全日本BMX 選手権大会 男子ジュニア&エリート決勝結果

優勝 長迫 吉拓  岡山県BMX 協会
2 位 高橋 堅太 岡山県BMX 協会
3 位 池田 大暉 新潟県BMX 協会
4 位 松下 巽 神奈川県BMX 協会
5 位 吉村 樹希敢 大阪
6 位 三瓶 将廣 神奈川県BMX 協会
7 位 吉井 康平 秩父BMX 協会


photo&text 全日本BMX連盟

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