宮澤崇史が来季、デンマークのUCIプロチーム"サクソバンク・サンガード"に移籍する。10月21日、ジャパンカップのペルマナンスがおかれた宇都宮市のホテルニューイタヤでチーム揃っての発表会に、宮澤自身も出席する形で発表が行われた。

サクソバンク・サンガードのメンバーと並んだ宮澤崇史サクソバンク・サンガードのメンバーと並んだ宮澤崇史 (c)Makoto.AYANO

ジャパンカップで開催されたサクソバンクのチーム発表会 ジャパンカップで開催されたサクソバンクのチーム発表会  (c)So.Isobeジャパンカップの開催を控えた木曜日の午後3時、サクソバンク・サンガードがチーム体制発表&ファン懇親会開催を開催した。出場メンバーが勢ぞろいして着席するなか、宮澤崇史(ファルネーゼヴィーニ・ネーリ)もその場に現われ、チーム広報のアンデルス・ダムガード氏の隣に着席した。

事前に「日本のファンにとって大きなニュースとなるサプライズな発表がある」と予告されていたこの発表会。まずはダムガード氏、そしてニコラス・ゲイツ監督からジャパンカップ出場選手の紹介が始まる。
そして最後に、「来季チームに加わる、新しい力となってくれる選手を紹介する」と、宮澤崇史のチーム加入が発表された。

チーム広報のアンデルス・ダムガード氏から紹介される宮澤崇史 チーム広報のアンデルス・ダムガード氏から紹介される宮澤崇史  (c)So.Isobeサクソバンク・サンガード移籍の心境を語る宮澤崇史 サクソバンク・サンガード移籍の心境を語る宮澤崇史  (c)Makoto.AYANO

ビャルヌ・リース監督はこの場にはいないものの、用意されたリリースで次のようなコメントを発表した。
「宮澤崇史はワールドツアーに参加しているチームの選手の一人になる実力を十分に持った選手です。常にチームの勝利を優先するチームプレーヤーと同時に、人間的にも誠実な素晴らしい選手です。アグレッシブなライディングと安定したパンチャー(アタック力に優れいてる)でもあります。宮澤選手をチームの一員として迎えることができ、大変嬉しく思います。」

発表会では満面の笑みを見せる宮澤崇史発表会では満面の笑みを見せる宮澤崇史 (c)So.Isobe宮澤崇史は「日本のチームで長くやってきて、昨年はチームNIPPO、今年はファルネーゼヴィーニで走る機会を得て、そしてまた来年ステップアップする機会に恵まれてすごく感謝しています。
サクソバンクでは今まで培ってきたすべてを出すような走りでチームに貢献していきたいと思います」。

宮澤は同時にリリースで次のような公式コメントを出している。
「まずは、自転車ロードレースチームの最高峰ともいえるワールドツアーに参戦出来ることになり非常に嬉しく思います。また何よりも加入するチームがサクソバンク・サンガードであるという事実に興奮を隠しきれません。違うチームに在籍した際にも、サクソバンク・サンガードのアグレッシブなスタイルとチーム連帯感を観るのが好きでした。また、リース監督の元でプレーできる事で非常に色々な事が学べる機会だと思います。

今回は初めてのワールドツアーチーム入りとなりますが、僕はルーキーではないですし、ヨーロッパでのレース経験もあります。チームへの勝利に貢献することが一番の目標ではありますが、チャンスがあれば勝利も狙ってゆきたいと思います。今はチームの一員としてスタートした思いで一杯です」と公式コメントを発表した。

「契約が決まった時、正直舞い上がってしまった」と言う宮澤。来季のプログラムはまったく未定の状態だが、チームから『勝ちに行け』と言われたら最高だが、チームに評価される仕事ができる選手になること、求められる仕事に応えられることを目指したい」とコメントした。

宮澤崇史 サクソバンク移籍発表




photo&text:Makoto.AYANO

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