8つのカテゴリー山岳が詰め込まれたツール・ド・フランス・ファム第5ステージ。最終山岳で仕掛けたデミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)が、フィニッシュスプリントでロイサーとニエウィアドマを退け、今大会初の区間優勝を決めた。

スタート地点となったマコン photo:A.S.O.

ツール・ド・フランス・ファム第5ステージ image:A.S.O. 前日の個人タイムトライアルでマイヨジョーヌ争いが絞り込まれたツール・ド・フランス・ファム・アヴェク・ズイフト。第5ステージは8つのカテゴリー山岳を詰め込んだ丘陵ステージで、ラストに待ち受ける2級山岳モン・ブルイィは登坂距離3kmに平均勾配7.7%と難易度は高い。フィニッシュ地点は、頂上から10.6km下って平坦路を進んだ先にある。
この日形成されたのは、マイヨアポワ(山岳賞ジャージ)を着るプック・ピーテルセ(オランダ、フェニックス・プレミアテック)を含む19名の逃げ集団。逃げに乗った総合9位(1分43秒遅れ)のアントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム)がバーチャルで総合首位に立つ場面もありながら、逃げは次々と山岳を越えていく。それを追うメイン集団ではFDJユナイテッド・スエズがペースを作り、特に2018年からチーム一筋のエヴィータ・ムジック(フランス)が懸命な集団牽引を見せた。

19名の逃げグループ photo:A.S.O.

FDJユナイテッド・スエズの高速牽引がプロトンの人数を絞っていく photo:A.S.O.
最後から2つ目の3級山岳デュルビーズ峠に入ると、大所帯だった逃げ集団はばらけ、20歳の若きフランス王者セリア・ジェリー(FDJユナイテッド・スエズ)の高速牽引がプロトンを破壊。総合優勝候補の1人だったアンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム)が早々と遅れると、前日のTTでタイムを失ったポーリーヌ・フェランプレヴォ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)も遅れていく。そして頂上まで約700mの地点からデミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)がアタックした。
欧州王者の加速でエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチーム・リマド)も遅れ、逃げを吸収した13名の先頭集団が形成される。最終山岳直前に設定されたボーナススプリントではマイヨジョーヌを着るマーレン・ロイサー(スイス、モビスター)が先頭通過し、6秒のボーナスタイムを獲得。最大勾配15%を誇る2級山岳モン・ブルイィ(距離3km/平均7.7%)に入るとフォレリングは再び仕掛け、頂上を越える頃には、その背後にカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム)とロイサーの姿しかなかった。

最終山岳でニエウィアドマとフォレリング、ロイサーの3名に絞られた photo:A.S.O.
3名は先頭交代を繰り返しながら後続との差を広げていき、最終ストレートに突入。残り300mでニエウィアドマがロングスプリントを開始し、すぐには反応しなかったロイサーの後方からフォレリングが追走する。ニエウィアドマのツール・ファム初区間優勝かと思われたが、フィニッシュ手前50mでフォレリングが追いつき、区間優勝を決めた。

スプリントを制したデミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) photo:CorVos

区間優勝したデミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) photo:A.S.O.
「今日のようなレースは好きだった。序盤から厳しく、チームメイトの協力がなければ勝利を掴めない展開だった。そういうレースでこそ自分は輝くんだ」とフォレリングは語った。一方、区間2位で総合首位を守ったロイサーは「自分の得意とする長い登りではないコースだったので、守りのレースをした。だからこの結果には満足している」と語り、表彰台で今大会2度目のマイヨジョーヌに袖を通した。
この結果、ロイサーとフォレリングのタイム差は14秒から12秒に縮まった。また、ニエウィアドマが総合6位から3位に順位を上げている。

マイヨジョーヌを守ったマーレン・ロイサー(スイス、モビスター) photo:A.S.O.


この日形成されたのは、マイヨアポワ(山岳賞ジャージ)を着るプック・ピーテルセ(オランダ、フェニックス・プレミアテック)を含む19名の逃げ集団。逃げに乗った総合9位(1分43秒遅れ)のアントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム)がバーチャルで総合首位に立つ場面もありながら、逃げは次々と山岳を越えていく。それを追うメイン集団ではFDJユナイテッド・スエズがペースを作り、特に2018年からチーム一筋のエヴィータ・ムジック(フランス)が懸命な集団牽引を見せた。


最後から2つ目の3級山岳デュルビーズ峠に入ると、大所帯だった逃げ集団はばらけ、20歳の若きフランス王者セリア・ジェリー(FDJユナイテッド・スエズ)の高速牽引がプロトンを破壊。総合優勝候補の1人だったアンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、SDワークス・プロタイム)が早々と遅れると、前日のTTでタイムを失ったポーリーヌ・フェランプレヴォ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク)も遅れていく。そして頂上まで約700mの地点からデミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ)がアタックした。
欧州王者の加速でエリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチーム・リマド)も遅れ、逃げを吸収した13名の先頭集団が形成される。最終山岳直前に設定されたボーナススプリントではマイヨジョーヌを着るマーレン・ロイサー(スイス、モビスター)が先頭通過し、6秒のボーナスタイムを獲得。最大勾配15%を誇る2級山岳モン・ブルイィ(距離3km/平均7.7%)に入るとフォレリングは再び仕掛け、頂上を越える頃には、その背後にカタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム)とロイサーの姿しかなかった。

3名は先頭交代を繰り返しながら後続との差を広げていき、最終ストレートに突入。残り300mでニエウィアドマがロングスプリントを開始し、すぐには反応しなかったロイサーの後方からフォレリングが追走する。ニエウィアドマのツール・ファム初区間優勝かと思われたが、フィニッシュ手前50mでフォレリングが追いつき、区間優勝を決めた。


「今日のようなレースは好きだった。序盤から厳しく、チームメイトの協力がなければ勝利を掴めない展開だった。そういうレースでこそ自分は輝くんだ」とフォレリングは語った。一方、区間2位で総合首位を守ったロイサーは「自分の得意とする長い登りではないコースだったので、守りのレースをした。だからこの結果には満足している」と語り、表彰台で今大会2度目のマイヨジョーヌに袖を通した。
この結果、ロイサーとフォレリングのタイム差は14秒から12秒に縮まった。また、ニエウィアドマが総合6位から3位に順位を上げている。

ツール・ド・フランス・ファム2026第5ステージ結果
| 1位 | デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) | 3:53:54 |
| 2位 | マーレン・ロイサー(スイス、モビスター) | |
| 3位 | カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム) | |
| 4位 | ドミニカ・ヴウォダルチク(ポーランド、UAEチーム・リマド) | +0:45 |
| 5位 | イザベラ・ホルムグレン(カナダ、リドル・トレック) | |
| 6位 | アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム) | |
| 7位 | ニンケ・フィンケ(オランダ、SDワークス・プロタイム) | +1:12 |
| 8位 | フェムケ・デフリース(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | |
| 9位 | タリタ・デヨンフ(オランダ、ヒューマンパワードヘルス) | |
| 10位 | ニアム・フィッシャーブラック(ニュージーランド、リドル・トレック) | +1:15 |
| 14位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチーム・リマド) | +1:43 |
| 19位 | ポーリーヌ・フェランプレヴォ(フランス、ヴィスマ・リースアバイク) | +2:35 |
マイヨジョーヌ(個人総合成績)
| 1位 | マーレン・ロイサー(スイス、モビスター) | 15:41:18 |
| 2位 | デミ・フォレリング(オランダ、FDJユナイテッド・スエズ) | +0:12 |
| 3位 | カタジナ・ニエウィアドマ(ポーランド、キャニオン・スラム) | +1:17 |
| 4位 | アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム) | +2:40 |
| 5位 | ドミニカ・ヴウォダルチク(ポーランド、UAEチーム・リマド) | +2:54 |
| 6位 | エリーザ・ロンゴボルギーニ(イタリア、UAEチーム・リマド) | +2:58 |
| 7位 | イザベラ・ホルムグレン(カナダ、リドル・トレック) | +3:05 |
| 8位 | フェムケ・デフリース(オランダ、ヴィスマ・リースアバイク) | +3:11 |
| 9位 | セドリーヌ・ケルバオル(フランス、EFエデュケーション・オートリー) | +3:41 |
| 10位 | パウラ・ブラジ(スペイン、UAEチーム・リマド) | +3:51 |
その他の特別賞
| マイヨヴェール(ポイント賞) | ロレーナ・ウィーベス(オランダ、SDワークス・プロタイム) |
| マイヨアポワ(山岳賞) | プック・ピーテルセ(オランダ、フェニックス・プレミアテック) |
| マイヨブラン(ヤングライダー賞) | アントニア・ニーダーマイヤー(ドイツ、キャニオン・スラム) |
| チーム総合成績 | UAEチーム・リマド |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, A.S.O.
photo:CorVos, A.S.O.
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