2011年6月17日、アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード)のツール・ド・フランス出場が確定した。CAS(スポーツ仲裁裁判所)による事情聴取が8月に延期されたことに伴い、コンタドールがレース出場可能な状態であることをUCI(国際自転車競技連合)が正式に発表したためだ。

アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード)アルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード) photo:Kei Tsuji昨年ツール期間中のドーピング検査で、禁止薬物クレンブテロールの陽性が発覚したコンタドール。当初1年間の出場停止処分が与えられると見られたが、スペイン車連は2月15日、証拠不十分としてコンタドールの処分取消を正式に決定した。スペイン車連の決定に反論するUCIは、3月24日にCASに上訴している。

コンタドールは5月のジロ・デ・イタリアで総合優勝を果たした。そのジロ閉幕の1週間後に事情聴取が行なわれる予定だったが、コンタドール側とUCI側の合意によって8月まで聴取を延期することをCASは決定している。

ジロ・デ・イタリアを制したアルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード)ジロ・デ・イタリアを制したアルベルト・コンタドール(スペイン、サクソバンク・サンガード) photo:Kei Tsujiつまりコンタドールはスペイン車連によって無罪が言い渡されている状態であり、CASによる有罪判決がない限り、レース出場を咎められる法的な理由はない。

UCIのマネージメント委員会は、オランダのマーストリヒトで開かれた会合で、コンタドールが法的にレース出場可能な状態にあることを確認。コンタドールにはツールに出場する権利があるとプレスリリースで発表した。ツール主催者ASOのクリスティアン・プリュドム氏は、すでにコンタドールのツール出場を認めることを発表している。

これによりコンタドールのツール出場が確定的になった。現在コンタドールはツールの山岳ステージを熱心に試走中。6月15日にガリヴィエ峠を試走した際、トンネル内を無灯火で走っていたため、警察に止められるというトラブルも。6月17日にはリッチー・ポルト(オーストラリア)とヘスス・エルナンデス(スペイン)を連れ、第12ステージのトゥールマレー峠とリュザルディダンを試走している。

ツールは7月2日に開幕。コンタドールの史上8人目ダブルツール達成に期待がかかる。

text&photo:Kei Tsuji
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