2011年3月24日、オランダ・アペルドールンで行なわれたトラック世界選手権2日目、男子個人追い抜きでジャック・ボブリッジ(オーストラリア)が初優勝。男子スプリントには北津留翼、渡邉一成、新田祐大、雨谷一樹が出場したが、ベスト8進出はならなかった。

男子個人追い抜き 優勝を飾ったジャック・ボブリッジ(オーストラリア)男子個人追い抜き 優勝を飾ったジャック・ボブリッジ(オーストラリア) photo:Cor Vosガーミン・サーヴェロに所属するボブリッジが、個人追い抜き世界チャンピオンに輝いた。ボブリッジは2月のオーストラリア選手権個人追い抜きでワールドレコードを樹立。世界選手権の個人追い抜きでは2009年銀メダル、2010年銅メダルを獲得していた。今大会、初日の団体追い抜きに続く2つ目の金メダル獲得。また、レディオシャック所属のジェシー・サージェント(ニュージーランド)が2位に入った。

男子スプリントには日本人選手4名が出場。予選13位の北津留と予選19位の渡邉の2人が本戦に進出した。予選28位の雨宮と予選37位の新田は予選敗退。

1/16決勝で北津留は勝利したが、続く1/8決勝で敗退。敗者復活戦で上位に絡めず、1/4決勝進出を逃した。男子スプリントはベスト8が出揃い、翌日決勝が行なわれる。また、女子チームスプリントに出場した中川諒子と加瀬加奈子ペアは15位に終わった。

男子個人追い抜き 3位のマイケル・ヘップバーン(オーストラリア)男子個人追い抜き 3位のマイケル・ヘップバーン(オーストラリア) photo:Cor Vos男子個人追い抜き 左から2位ジェシー・サージェント(ニュージーランド)、優勝ジャック・ボブリッジ(オーストラリア)、3位マイケル・ヘップバーン(オーストラリア)男子個人追い抜き 左から2位ジェシー・サージェント(ニュージーランド)、優勝ジャック・ボブリッジ(オーストラリア)、3位マイケル・ヘップバーン(オーストラリア) photo:Cor Vos
男子個人追い抜き 2位のジェシー・サージェント(ニュージーランド)男子個人追い抜き 2位のジェシー・サージェント(ニュージーランド) photo:Cor Vos女子団体追い抜き 優勝したイギリス(トロット、ハーヴェナゲル、キング)女子団体追い抜き 優勝したイギリス(トロット、ハーヴェナゲル、キング) photo:Cor Vos男子スプリント 予選を走る北津留翼(日本)男子スプリント 予選を走る北津留翼(日本) photo:Cor Vos


女子 団体追い抜き 3km
1位 イギリス(トロット、ハーヴェナゲル、キング)   3'23"419
2位 アメリカ(ハマー、ボウシュ、リード)       3'25"308
3位 ニュージーランド(ボイド、ニールセン、シャンクス)3'24"065
4位 オーストラリア(キュアー、ベイツ、トミック)   3'24"422

女子 チームスプリント
1位 オーストラリア(メアーズ、マックロック)   33"237
2位 イギリス(ペンドルトン、ヴァーニッシュ)   33"525
3位 中国(グオ、ゴン)              33"586
4位 フランス(サンシェ、クレール)        33"731
15位 日本(中川、加瀬)              36"796

男子 個人追い抜き 4km
1位 ジャック・ボブリッジ(オーストラリア)   4'21"141
2位 ジェシー・サージェント(ニュージーランド) 4'23"865
3位 マイケル・ヘップバーン(オーストラリア)  4'22"553
4位 ローハン・デニス(オーストラリア)     4'24"087

男子 スプリント
北津留翼 予選13位 10秒353→1/16決勝(1回戦)→1/8決勝(2回戦)敗退
渡邉一成 予選19位 10秒441→1/16決勝(1回戦)敗退
雨谷一樹 予選28位 10秒580 予選敗退
新田祐大 予選37位 10秒710 予選敗退

photo:Cor Vos