気温40度の猛暑のなか行なわれたジェラジャ・マレーシア第4ステージ。阿部嵩之(シマノレーシング)と普久原奨(チームブリヂストン・アンカー)ら11名が逃げ続けたが、惜しくもラスト3kmで吸収。最後はゴールスプリントに持ち込まれ、山本雅道(チームブリヂストン・アンカー)が4位に入った。

レース序盤からアタックが掛かるレース序盤からアタックが掛かる photo:www.jelajah.com.my上りの無い199kmで行なわれた第4ステージ。照りつける太陽の下、スタート直後から阿部嵩之(シマノレーシング)と普久原奨(チームブリヂストン・アンカー)ら5名がアタックを成功させ、追走5名が合流して11名の逃げグループが形成された。

気温40度に達する暑さの中、先頭11名はリーダージャージ擁するタブリス・ペトロケミカルとアザド大学コンチネンタルがコントロールするメイン集団から6分のアドバンテージ。総合で40秒遅れの18位につけていた普久原はこの時点でバーチャルリーダーに。

スプリント勝利をアヌアル・マナン(マレーシア、アザド大学コンチネンタル)、右端は山本雅道(チームブリヂストン・アンカー)スプリント勝利をアヌアル・マナン(マレーシア、アザド大学コンチネンタル)、右端は山本雅道(チームブリヂストン・アンカー) photo:www.jelajah.com.myしかしレース後半にかけて集団はスピードを上げて追撃を開始。タイム差の縮小とともにアタックがかかった先頭グループはローテーションが回らず、ラスト3kmですべて吸収。最後は集団スプリントに持ち込まれ、アヌアル・マナン(マレーシア、アザド大学コンチネンタル)が優勝を飾った。

日本勢は山本雅道(チームブリヂストン・アンカー)がスプリントで4位。総合成績は大きく動かず、鈴木譲(シマノレーシング)が総合8位を守っている。

レース展開はレース公式サイトより。
ジェラジャ・マレーシア2009第4ステージ結果
1位 アヌアル・マナン(マレーシア、アザド大学コンチネンタル)4h09'21"
2位 ラファー・シュティウィ(チュニジア、ドーハチーム)
3位 セルゲイ・クデンチョフ(ロシア、ポリゴンスウィートナイス)
4位 山本雅道(日本、チームブリヂストン・アンカー)
5位 デーヴィッド・マッキャン(アイルランド、ライドスポーツレーシング)
6位 メフディ・ソフラビ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)
7位 ムハマドフィルダウス・ダウド(マレーシア、MNCFコンチネンタル)
8位 ムハマドファリス・アブドゥルラザック(マレーシア、マレーシアチーム)
9位 ムハマドザマニ・ムスタルディン(マレーシア、MNCFコンチネンタル)
10位 アイメン・ベンハッシン(チュニジア、ドーハチーム)

個人総合成績
1位 メフディ・ソフラビ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)12h41'43"
2位 ラファー・シュティウィ(チュニジア、ドーハチーム)+15"
3位 アッバース・サイディタナハ(イラン、アザド大学コンチネンタル)+19"
4位 ジェイ・クローフォード(オーストラリア、セーヴィング&ローンズ)+21"
5位 デーヴィッド・マッキャン(アイルランド、ライドスポーツレーシング)+23"
6位 ジェームス・スプラッグ(イギリス、トレック・マルコポーロ)+24"
7位 ホセイン・アスカリ(イラン、タブリス・ペトロケミカル)
8位 鈴木譲(日本、シマノレーシング)+25"
9位 ウィル・ロートリー(カナダ、ジェリーベリー)
10位 ハリ・フィトリアント(インドネシア、ポリゴンスウィートナイス)

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