2012年のツール・ド・フランスのグランデパール(大会スタート地点)がベルギーのリエージュに決定した。リエージュのグランデパールは2004年大会以来8年ぶりとなる。

2004年ツールのグランデパールにもなったベルギー・リエージュ2004年ツールのグランデパールにもなったベルギー・リエージュ photo:Cor Vosロンドンオリンピックと同年開催となる2012年ツール・ド・フランス。隣国での世界最大のスポーツイベントとの相互乗り入れを期待して、12ツールは例年より1週間早く開催される。そしてそのスタート地点、栄えあるツールのグランデパールに選ばれたのはベルギー、リエージュの街だ。

リエージュといえば、ロードレースファンにはモニュメント(5大クラシックレース)のひとつ、「リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ」でお馴染みの街。のみならず、2004年にはやはりツール・ド・フランスのグランデパールであったことを覚えている人も多いだろう。

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュでロードレースファンにはお馴染みの街リエージュリエージュ〜バストーニュ〜リエージュでロードレースファンにはお馴染みの街リエージュ photo:Cor Vos2004年のリエージュ・グランデパールは6.1kmのプロローグが行われ、ファビアン・カンチェラーラ(スイス、サクソバンク)が制してマイヨ・ジョーヌに初めて袖を通している。2004年に倣えばプロローグ後の数ステージはベルギーで開催されることになりそうだ。クラシックの地らしく、アップダウンのあるコースが期待される。

近年はグランツール誘致に積極的なリエージュ。2009年のブエルタ第4ステージのゴール地点にもなっている。2006年のジロのスタート地点スランもリエージュの至近。12年に再びツールをグランデパールに迎え入れることで、「自転車の街」リエージュのイメージがさらに強まることになりそうだ。

なお、リエージュグランデパールとその後数ステージの詳細は11月18日にリエージュで行われるプレゼンテーションで明らかになる。続報を待ちたい。



text:Yufta Omata
photo:Cor Vos

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