近傍のアメダスは37度。各地で今年最高気温を記録したこの日行われた加東ロードで、序盤から抜け出した18人のアタック合戦に勝利したのは西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)だった。各チームとも北海道に向けて好感触をつかんだ。

TR スタートTR スタート photo:HIdeaki.TAKAGI9月5日(日)、兵庫県加東市でサイクルロードレースin加東が行われた。全16戦のJサイクルツアーも13戦目。今大会はチームNIPPO以外がフルメンバーでの参加。各チームとも8月の遠征や合宿を経て、9月16日から始まるツール・ド・北海道に向けた仕上がりも注目された。

気温37度のレース

コースは兵庫県播磨中央公園内の7.8kmコース。半分が平坦基調、残り半分がゆるいアップダウンとコーナー、ゴールまでの500mはジェットコースターのようなコースで、スピード系の選手に有利だ。
しかし最大の敵は気温。9月と言うのに各地で今年最高気温を記録したこの日、近傍のアメダスも37度を記録。コース上は照り返しでそれ以上の気温だ。補給も毎周回認められたが、多くは体にかぶる水のボトルが消費された。

TR 2周目、先頭集団が出来上がるTR 2周目、先頭集団が出来上がる photo:HIdeaki.TAKAGITRクラスは109名がスタート。12周93.6kmのレースだ。シマノ、愛三、BSアンカー、マトリックス、ブリッツェンらはフルメンバーでの参戦。そしてオーベストディープラスデザインで登録した青柳憲輝が久しぶりのレース出場もトピックだ。

スタートからアタックがかかる活発な序盤。1周目は11分ちょうどのラップ。今までのクラスより1分以上速い。澤田賢匠(マトリックスパワータグ・コラテック)らが積極的だ。
2周目、鈴木譲(シマノレーシング)のアタックをきっかけに真鍋和幸(マトリックスパワータグ・コラテック)、山本雅道(チームブリヂストン・アンカー)、中村誠(宇都宮ブリッツェン)、斉藤翔太(宇都宮ブリッツェン)、飯野嘉則(シマノレーシング)、平塚吉光(シマノレーシング)、福田真平(愛三工業レーシングチーム)の7人が抜け出す。
TR 8周目へ、平塚吉光(シマノレーシング)が仕掛けるTR 8周目へ、平塚吉光(シマノレーシング)が仕掛ける photo:HIdeaki.TAKAGIさらに狩野智也(チームブリヂストン・アンカー)、向川尚樹(マトリックスパワータグ・コラテック)、小室雅成(湘南ベルマーレ)、日置大介(MASSA-FOCUS-OUTDOORPRODUCTS)の4人が合流し先頭は11人に。

3周目で18人の逃げ

続く3周目で畑中勇介(シマノレーシング)、鈴木譲(シマノレーシング)、西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)が合流、そして阿部良之(マトリックスパワータグ・コラテック)、別府匠(愛三工業レーシングチーム)、清水都貴(チームブリヂストン・アンカー)、秋山尚徳(岩井商会GANWELL RACING)の最終便4人が合流して18人の先頭集団が完成する。

TR ラスト2周へ、狩野智也(チームブリヂストン・アンカー)に別府匠(愛三工業レーシングチーム)が追いつくTR ラスト2周へ、狩野智也(チームブリヂストン・アンカー)に別府匠(愛三工業レーシングチーム)が追いつく photo:Akihiro.NAKAOシマノ4人、愛三3人、BSアンカー3人、マトリックス3人、ブリッツェン2人らでエース級が入った先頭だ。メイン集団からはほかにも小嶋洋介(岩井商会GANWELL RACING)、栂尾大知(パールイズミ・スミタ・ラバネロ)、青柳憲輝(オーベストディープラスデザイン)らがアタックするが届かない。その中で盛一大(愛三工業レーシングチーム)だけがただ一人、先頭の18人を追走にひた走る。

先頭の18人はローテーションしながら後続との差を広げ、1分から2分に広がる。中盤過ぎた8周目に入ったときに平塚が攻撃を仕掛ける。ここからゴールにいたるまでの5周回にわたり駆け引きが続くことに。平塚が吸収されるとつぎは清水がアタック。半周ほどで吸収される。18人でよく動くのは平塚、真鍋、別府、狩野、中村らだ。

TR 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)が4人のスプリントを制するTR 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)が4人のスプリントを制する photo:HIdeaki.TAKAGIラスト2周は激しい攻防に

そしてラスト2周から息つく間もないアタック合戦へ。狩野、別府、平塚らがアタックをそれぞれ連発、他チームが追う展開でそのたびにひとりずつ脱落していく。平塚も脱落しかけたが、追いつきざまにアタックしてそして千切れていく。別府のアタックに狩野が追いつき、そして集団が追いついたカウンターで、西谷、鈴木、狩野、真鍋の4人が最終周回に抜け出す。

結局この4人のアタックが決まりゴールへ。ここはスピードに長ける西谷がスプリントを制して優勝。国内今季初優勝だ。

最後に残った西谷、鈴木、狩野、真鍋の4人は途中でもよく動いたメンバーで、好調ぶりを見せた。特にベテランの狩野と真鍋の動きは特筆すべきもの。中村も大事な局面での落車にもかかわらず復帰して7位と気を吐いた。

単独で追走した盛は、結局届かなかったが、追走メンバーとともにゴール。スピードとタフネスぶりを見せた。特に西谷と盛の、集団から抜け出すスピードは国内随一だ。

次のレースは9月16日から始まるツール・ド・北海道。各チームとも好感触で北海道へ乗り込む。

FR 優勝の唐見実世子(MUUR ZERO)FR 優勝の唐見実世子(MUUR ZERO) photo:Akihiro.NAKAO結果
TR 93.6km
1位 西谷泰治(愛三工業レーシングチーム)2時間16分42秒
2位 鈴木譲(シマノレーシング)
3位 狩野智也(チームブリヂストン・アンカー)+01秒
4位 真鍋和幸(マトリックスパワータグ・コラテック)
5位 畑中勇介(シマノレーシング)+39秒
6位 清水都貴(チームブリヂストン・アンカー)
7位 中村誠(宇都宮ブリッツェン)+40秒
8位 向川尚樹(マトリックスパワータグ・コラテック)
9位 山本雅道(チームブリヂストン・アンカー)
10位 福田真平(愛三工業レーシングチーム)+42秒

BR-1 1組 ゴールBR-1 1組 ゴール photo:HIdeaki.TAKAGIFR 46.8km
1位 唐見実世子(MUUR ZERO)1時間25分26秒
2位 坂口聖香(TEAM POLPO)+2分17秒
3位 堀記理子(クラブシルベスト)

BR-1 1組 62.4km
1位 ディラン・クーパー(TEAM☆ルパンttm)1時間36分37秒
2位 岡崎陽介(トラクターRC)+01秒
3位 山本健一(なるしまフレンド)+28秒
4位 西山知宏(Tacurino.net)
5位 井上人志(クラブシルベスト)
6位 今井康人(SPADE・ACE)

BR-1 2組 ゴールBR-1 2組 ゴール photo:HIdeaki.TAKAGIBR-1 2組 62.4km
1位 山本恵大(グランデパール播磨)1時間35分59秒
2位 辻俊行(Tacurino.net)
3位 伊勢洋人(大阪産業大学)+01秒
4位 遠藤積穂(spacebikes.com)
5位 野口忍(TEAM☆ルパンttm)
6位 酒井紀章(バルバクラブ)

ER 1組 46.8km
1位 矢部周作(クラブシルベスト)1時間12分46秒
2位 村岡俊典(R2SPORTS CYCLINGTEAM)+05秒
3位 杉山暢克(DARK BLUE BIKERS)+19秒
4位 松前洋平(bichinoko.com)+20秒
5位 中島剛(BREZZAカミハギRT)
6位 上村大輔(グランデパール播磨)

ER 2組 46.8km
1位 多田尚史(JFEセキュリティ自転車競技部)1時間13分03秒
2位 田中力(Tacurino.net)
3位 石居周二(bichinoko.com)
4位 上村領佑(FUJI-CYCLINGTIME.COM)
5位 林宏憲(ISnet fukui cycling team)+01秒
6位 河井正(spacebikes.com)

photo:高木秀彰、Akihiro.NAKAO
text:高木秀彰
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