レース後半に独走を始めた小林あか里(Mtd Ladies)。終盤は脚がつって2分以上あった差を1分まで減らしながらもフィニッシュまで逃げ切り、全日本選手権女子エリート初優勝を決めた。5位に入った山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム)が、U23初優勝を飾った。

34名が出走した女子エリート+U23 photo:Satoru Kato
午前中に行われた男子U23のレースに続き、午後からは女子エリート+U23のレースが行われた。当初11周88kmで行われる予定だったが、午後の気温上昇を考慮して3周短縮した8周64kmに変更して行われた。
7度の全日本優勝を達成した與那嶺恵理と、昨年2位の木下友梨奈が今年は出場しない一方、昨年3位の石田唯(TRKWorks)、今年からオランダのチームで走る小林あか里(Mtd Ladies)、国内シリーズ戦「Jフェミニンツアー」でランキング首位を走る阿部花梨(イナーメ信濃山形)らの走りが注目された。

2周目、小林あか里(Mtd Ladies)がペースを上げて集団を絞り込む photo:Satoru Kato

人数の減った集団でさらにペースアップする小林あか里(Mtd Ladies) photo:Satoru Kato
時速30kmを切るゆっくりとしたペースで1周目を終え、2周目に入ると登り区間で小林がペースアップ。出走34名の集団を一気に半数以下まで絞り込む。今年初めて国内レースを走る小林は「他の選手の脚がどのくらいあるのか見たかった」と言うようにその後もペースアップを続け、3周目までに集団を6人まで絞った。

6名まで絞られた先頭集団からアタックする小林あか里(Mtd Ladies) photo:Satoru Kato
4周目のコース後半、緩い登り区間で小林がアタック。誰もついて来ないことを確認するとそのまま加速を続け、差を一気に広げて5周目に入っていく。「プランには無かったが、もう行くしかないと思った」と言う小林は、5周目には1分、6周目には2分と後続との差を広げていく。

阿部花梨(イナーメ信濃山形)ら3名の追走集団 photo:Satoru Kato

山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム)と石田唯(TRKWorks)の第3集団 photo:Satoru Kato

独走する小林あか里(Mtd Ladies) photo:Satoru Kato

最終周回、蛇行しながら登りをこなす小林あか里(Mtd Ladies) photo:Satoru Kato
最終周回の8周目、「暑さで脚がつっていた」と言う小林は、登り区間を蛇行しながら進む。2分以上あったマージンは徐々に減っていくが、それでも下りの速さでカバーしてフィニッシュまで逃げ切った。

レース後半を独走で逃げ切った小林あか里(Mtd Ladies)が優勝 photo:Satoru Kato

5位の山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム)がU23優勝 photo:Satoru Kato
小林は2022年と2023年にU23で優勝。エリートでは今回が初優勝となる。昨年末に行われたシクロクロスでの優勝とあわせ、全日本選手権2冠を達成した。U23は、全体の5位に入った山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム)が初優勝した。
出走34名中完走10名(7名がフィニッシュしたがタイムアウト)、完走率3割を切るサバイバルレースとなった。

女子エリート 表彰式 photo:Satoru Kato
女子エリート優勝 小林あか里コメント
「距離が短かったので早めに仕掛けて絞りたかったんですが、思った以上に長いひとり逃げになってしまいました。早く行き過ぎたのと、暑さで残り2周はずっと脚がつってしまったので、2分20秒のタイム差をうまく使って最後までできるだけコンスタントに行くことを考えて走り切りました。
ヨーロッパでのレースが楽しくて、ロードレースが本当に楽しくて、ワールドツアーの選手たちとも走る機会が多いので、強い選手たちに食らいつく走りを目指してやってきました。スピードもパワーもついたし、それが今回はうまく活かしてタイトル獲得に繋がりました。

両親と揃って記念撮影 photo:Satoru Kato 
女子U23優勝 山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Satoru Kato
シーズン前半はこのレースでピークにもってくるように計画し、それがうまくいきました。後半は欧州のレースでトップ10に入るという目標をもってやっていきたいです。
全日本TTにはエントリーしているが、出場するかは未定です。東京多摩ロード(THE ROAD RACE TOKYO TAMA2025 7月13日)を走ってすぐに欧州に戻る予定です。オランダで所属しているクラブチームはトップレースにはワイルドカード枠での出場になるのでスケジュールが読めない点もあるんですが、確実に出場できるUCIレースがあるので、そこでトップ10入りを目指します」

午前中に行われた男子U23のレースに続き、午後からは女子エリート+U23のレースが行われた。当初11周88kmで行われる予定だったが、午後の気温上昇を考慮して3周短縮した8周64kmに変更して行われた。
7度の全日本優勝を達成した與那嶺恵理と、昨年2位の木下友梨奈が今年は出場しない一方、昨年3位の石田唯(TRKWorks)、今年からオランダのチームで走る小林あか里(Mtd Ladies)、国内シリーズ戦「Jフェミニンツアー」でランキング首位を走る阿部花梨(イナーメ信濃山形)らの走りが注目された。


時速30kmを切るゆっくりとしたペースで1周目を終え、2周目に入ると登り区間で小林がペースアップ。出走34名の集団を一気に半数以下まで絞り込む。今年初めて国内レースを走る小林は「他の選手の脚がどのくらいあるのか見たかった」と言うようにその後もペースアップを続け、3周目までに集団を6人まで絞った。

4周目のコース後半、緩い登り区間で小林がアタック。誰もついて来ないことを確認するとそのまま加速を続け、差を一気に広げて5周目に入っていく。「プランには無かったが、もう行くしかないと思った」と言う小林は、5周目には1分、6周目には2分と後続との差を広げていく。




最終周回の8周目、「暑さで脚がつっていた」と言う小林は、登り区間を蛇行しながら進む。2分以上あったマージンは徐々に減っていくが、それでも下りの速さでカバーしてフィニッシュまで逃げ切った。


小林は2022年と2023年にU23で優勝。エリートでは今回が初優勝となる。昨年末に行われたシクロクロスでの優勝とあわせ、全日本選手権2冠を達成した。U23は、全体の5位に入った山下歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム)が初優勝した。
出走34名中完走10名(7名がフィニッシュしたがタイムアウト)、完走率3割を切るサバイバルレースとなった。

女子エリート優勝 小林あか里コメント
「距離が短かったので早めに仕掛けて絞りたかったんですが、思った以上に長いひとり逃げになってしまいました。早く行き過ぎたのと、暑さで残り2周はずっと脚がつってしまったので、2分20秒のタイム差をうまく使って最後までできるだけコンスタントに行くことを考えて走り切りました。
ヨーロッパでのレースが楽しくて、ロードレースが本当に楽しくて、ワールドツアーの選手たちとも走る機会が多いので、強い選手たちに食らいつく走りを目指してやってきました。スピードもパワーもついたし、それが今回はうまく活かしてタイトル獲得に繋がりました。


シーズン前半はこのレースでピークにもってくるように計画し、それがうまくいきました。後半は欧州のレースでトップ10に入るという目標をもってやっていきたいです。
全日本TTにはエントリーしているが、出場するかは未定です。東京多摩ロード(THE ROAD RACE TOKYO TAMA2025 7月13日)を走ってすぐに欧州に戻る予定です。オランダで所属しているクラブチームはトップレースにはワイルドカード枠での出場になるのでスケジュールが読めない点もあるんですが、確実に出場できるUCIレースがあるので、そこでトップ10入りを目指します」
全日本選手権ロードレース2025 女子エリート結果(64km)
1位 | 小林 あか里(Mtd Ladies) | 2時間15分18秒 |
2位 | 河田 朱里(Infinity style) | +1分16秒 |
3位 | 石井 嘉子(honeyB BIKEBAJU) | +2分30秒 |
4位 | 阿部 花梨(イナーメ信濃山形) | +3分9秒 |
5位 | 山下 歩希(弱虫ペダルサイクリングチーム) | +4分8秒 |
6位 | 石田 唯(TRKWorks) | +6分40秒 |
7位 | 大堀 博美(イナーメ信濃山形) | +10分12秒 |
8位 | 竹内 清子(VELONUTS RACING TEAM) | *10分29秒 |
9位 | 佐藤 恵美 | +10分40秒 |
10位 | 安藤 沙弥(Team SHIDO) | +10分41秒 |
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