グロータックが展開するパーツシリーズ「EQUAL」が、新たに公式WEBショップでのオーダーホイールサービスを開始した。リムやハブ、スポークなどを自由に選択でき、WEB上でホイールの完成イメージを確認できるシミュレーションシステムも導入。ユーザーの好みに合わせたホイール作りのハードルを低くし手組みホイールの魅力を広げる。



グロータック EQUALオーダーホイール (c)グロータック

ローラー台などを手掛けてきたグロータックが展開するパーツシリーズ「EQUAL」。油圧ディスクブレーキが主流となる中で、ユーザーの選択肢を広げるためにローンチされた機械式ディスクブレーキで支持を集めたシリーズだ。

独自の視点からサイクリストが抱えるニーズに応えるべく製品開発を行っており、機械式ディスクブレーキの後はカーボンリムとディスクブレーキ対応ハブとラインアップを拡充。手組ホイールの可能性を再び見出す「手組みルネッサンス」として、ユーザーが好みのホイールを組み上げられる環境を整えてきた。

リリース当初は「EQUAL手組みホイールキット」としてショップを通じて、オーダー&組み立てる仕組みで展開されてきた。しかし、近隣に取り扱い店舗がないユーザーには入手が難しいという状況もあり、それを解決するためにグロータックは公式WEBショップでオーダー、同社が組み立て発送まで行う「EQUALオーダーホイール」サービスを開始した。

WEB上でシミュレーションしながら、オーダーシートを作成できる (c)グロータック

さらに同時にWEB上で完成イメージを視覚的に確認できるシミュレーションシステムもリリース。フレームメインカラーや、リムハイトやハブのカラー、スポークの変更をリアルタイムで再現してくれるため、愛車に装着した時の簡易的なイメージがわきやすい。さらに選択したパーツの仕様を一覧できる明細も出力可能。参考重量が算出されるのも嬉しいポイントだ。

このシミュレーションで生成された”オーダーコード”は、公式WEBショップで注文する際に必要となる。他にもこのコードをグロータック取扱店で提出すると「EQUAL手組みホイールキット」の注文もスムースに進むという。また、自分のアイデアをもとにショップと相談できるため、より細かい部分でアドバイスなどをもらうこともできそうだ。

グロータック EQUALカーボンホイール photo:Makoto AYANO

リムのラインアップは非常に多岐に渡っており、リムハイト(30mm、40mm、50mm)、スポークホール数やホイール形式(TLR/CL、チューブラー)、ホイール径(700C、27(28)in、650B)などが用意されている。さらにフックレスリムも選択可能で、計13種類と選択肢は非常に充実している。

ハブはスポーク数(24H、28H)、フリーハブ形式(シマノHG、スラムXD/XDR、カンパニョーロUD、カンパニョーロN3W)から選択可能。もちろんカラーも充実の6色展開だ。他にもニップルのカラー(モデルはサピムのPolyax Aluminum)や、スポーク(CX-RAYもしくはRace)にも対応している。

シマノHGとスラムXD-XDR、カンパニョーロ(~12S)の3種類のフリーボディが用意される photo:Makoto AYANO

リムからニップルまですべてのパーツを自分で選べるオーダーシステムは、ライドスタイルに合わせた軽量化や剛性アップといった性能の最適化や、マイバイクにマッチするカラーコーディネートにうってつけ。さらに自分好みのホイールに仕立てるため、愛着も湧きやすく、長期間の使用でも満足し続けられそうだ。

納期は最短1〜2か月を予定。従来のキット販売と並行して展開されるこの新サービスは、EQUALの理念である「ユーザーの選択肢を広げる」という方向性を具現化したもの。EQUALのホイールに興味があった方は一度チェックしてみてはいかがだろうか。



グロータック EQUALオーダーホイール
概要紹介:https://growtac.com/2024/12/27/post-21784/
EQUALオーダーホイール:https://growtac.com/products/equalwheelset/
製品ページ:https://growtac.com/page-21563/

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