2024/12/11(水) - 11:55
コンチネンタルが新型ロードタイヤ"AERO111"を発表。スイスサイドとパートナーシップを組み開発した新設計のトレッドパターンによって乱流をコントロールし、空力性能を向上させるスペシャルモデルだ。
ドイツのハノーファーに拠点を置く総合タイヤブランドのコンチネンタル。トリプルクラウンを達成したタデイ・ポガチャル擁するUAEチーム・エミレーツをはじめ、多くのワールドチームにタイヤを供給し、輝かしい戦績を積み上げてきたブランドだ。
そんなコンチネンタルが、新たに世に問うのが"AERO111(エアロトリプルワン)"。そのモデル名が示す通り、エアロダイナミクスに重きを置いたタイヤであり、次世代のロードレーシングタイヤの舵を取るべく開発された一本だ。
ありとあらゆる無駄を削ぎ落し、コンマ1ワットを絞り出すために鎬を削るロードバイクの開発争いにおいて、空力性能の重要性は日に日に増してきている。フレームやホイールといった大きな部位はもちろん、ヘルメットやウエアなど身に着けるものまで、あらゆる製品がエアロ化されてきた。
その潮流においてはタイヤも例外ではない。特にフロントタイヤは自転車全体の中でも最初に空気と触れる部分でもあり、エアロダイナミクスに大きく影響している。そんなタイヤの空力向上という命題に対し、コンチネンタルはF1などの空力設計にも関わるスイスサイドとの協業によって立ち向かった。
タイヤとエアロダイナミクス、それぞれのスペシャリストがコラボレーションし生み出されたAERO111。その最大の特徴はトレッドパターンにある。タイヤのショルダー部分に互い違いに配置された陸上競技の水壕のような形状のディンプルがボルテックスジェネレーターとして作用し、ホイール表面の空気の流れを制御している。
ボルテックスジェネレーターがリムからの気流剥離を抑え、層流がより長くリム表面に留まることで、角度がついた風によって前方への推進力が生まれる「セーリング効果」が最大化されることが、このタイヤがもたらす最も大きなアドバンテージ。コンチネンタルが公表したGP5000との比較データでは、あらゆる角度において抵抗の減少が示されているが、風の角度が強くなるにつれ、その差は大きく広がっている。
これまであまり無かったアプローチでタイヤのエアロダイナミクスを向上させたAERO111だが一方で、タイヤとして重要な転がり抵抗やグリップ、耐久性といった要素もなおざりにされてはいない。コンチネンタルの誇るハイエンドレーシングタイヤであるGP5000Sに用いられたテクノロジーとマテリアルを承継し、トップレベルのレーシングタイヤに相応しい性能を確保した。
ナノ・カーボン粒子によって異次元のしなやかさと高いグリップを生み出すブラックチリコンパウンド、鉄の約5倍の引張強度をもつベクトラン製のアンチパンクレイヤーや、異物による損傷を抑えるためパンク防止層がビードまでを覆う強固なカーカス設計などはその最たるものだ。
タイヤの性能に空力という新たな軸を加えたAERO111。サイズおよび重量は700×29C(280g)となり、フックレスリムにも対応する。チューブレスレディのみの展開となり、価格は19,800円(税込)。入荷時期は2025年の1月以降を予定しているとのことだ。
コンチネンタル AERO111
サイズ(重量):700×29C(280g)
最大空気圧:72-101PSI
※フックレスリムの場合は使用するホイールメーカーの最大値に従う
価格:19,800円(税込)
ドイツのハノーファーに拠点を置く総合タイヤブランドのコンチネンタル。トリプルクラウンを達成したタデイ・ポガチャル擁するUAEチーム・エミレーツをはじめ、多くのワールドチームにタイヤを供給し、輝かしい戦績を積み上げてきたブランドだ。
そんなコンチネンタルが、新たに世に問うのが"AERO111(エアロトリプルワン)"。そのモデル名が示す通り、エアロダイナミクスに重きを置いたタイヤであり、次世代のロードレーシングタイヤの舵を取るべく開発された一本だ。
ありとあらゆる無駄を削ぎ落し、コンマ1ワットを絞り出すために鎬を削るロードバイクの開発争いにおいて、空力性能の重要性は日に日に増してきている。フレームやホイールといった大きな部位はもちろん、ヘルメットやウエアなど身に着けるものまで、あらゆる製品がエアロ化されてきた。
その潮流においてはタイヤも例外ではない。特にフロントタイヤは自転車全体の中でも最初に空気と触れる部分でもあり、エアロダイナミクスに大きく影響している。そんなタイヤの空力向上という命題に対し、コンチネンタルはF1などの空力設計にも関わるスイスサイドとの協業によって立ち向かった。
タイヤとエアロダイナミクス、それぞれのスペシャリストがコラボレーションし生み出されたAERO111。その最大の特徴はトレッドパターンにある。タイヤのショルダー部分に互い違いに配置された陸上競技の水壕のような形状のディンプルがボルテックスジェネレーターとして作用し、ホイール表面の空気の流れを制御している。
ボルテックスジェネレーターがリムからの気流剥離を抑え、層流がより長くリム表面に留まることで、角度がついた風によって前方への推進力が生まれる「セーリング効果」が最大化されることが、このタイヤがもたらす最も大きなアドバンテージ。コンチネンタルが公表したGP5000との比較データでは、あらゆる角度において抵抗の減少が示されているが、風の角度が強くなるにつれ、その差は大きく広がっている。
これまであまり無かったアプローチでタイヤのエアロダイナミクスを向上させたAERO111だが一方で、タイヤとして重要な転がり抵抗やグリップ、耐久性といった要素もなおざりにされてはいない。コンチネンタルの誇るハイエンドレーシングタイヤであるGP5000Sに用いられたテクノロジーとマテリアルを承継し、トップレベルのレーシングタイヤに相応しい性能を確保した。
ナノ・カーボン粒子によって異次元のしなやかさと高いグリップを生み出すブラックチリコンパウンド、鉄の約5倍の引張強度をもつベクトラン製のアンチパンクレイヤーや、異物による損傷を抑えるためパンク防止層がビードまでを覆う強固なカーカス設計などはその最たるものだ。
タイヤの性能に空力という新たな軸を加えたAERO111。サイズおよび重量は700×29C(280g)となり、フックレスリムにも対応する。チューブレスレディのみの展開となり、価格は19,800円(税込)。入荷時期は2025年の1月以降を予定しているとのことだ。
コンチネンタル AERO111
サイズ(重量):700×29C(280g)
最大空気圧:72-101PSI
※フックレスリムの場合は使用するホイールメーカーの最大値に従う
価格:19,800円(税込)
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