9月28日、29日の2日間にわたり、大分県大分市で「OITAサイクルフェス2024」が開催される。28日は大分駅前で「おおいたアーバンクラシック クリテリウム」、29日はUCI1.2のロードレース「おおいたアーバンクラシック」が行われる。出場チームと両レースをプレビューする。



大分スポーツ公園をメイン会場として開催される「おおいたアーバンクラシック」 photo:Satoru Kato

大分県大分市を舞台に開催される「OITAサイクルフェス」は、「おおいた いこいの道クリテリウム」と「おおいたアーバンクラシック」のふたつのレースをメインとする2日間のイベントだ。UCIレースとしては2018年に初開催されて以降、今年で6回目を数える(2020年はコロナ禍によりJプロツアーとして開催)。

今年の大会は海外6チーム、国内12チームの計18チームが出場する。チームは以下表の通り。
OITAサイクルフェス2024 出場チーム
海外チーム
ルージャイ・インシュランス(タイ) ゴーフォアゴールド・フィリピン(フィリピン)
ヴィクトリアスポーツ・プロサイクリング(フィリピン) ソウルサイクリングチーム(韓国)
チームダークアート(香港) NIPPO・EF・マルティーグ(フランス)
国内チーム
JCLチーム右京 キナンレーシングチーム
ヴィクトワール広島 VC福岡
宇都宮ブリッツェン 愛三工業レーシングチーム
マトリックスパワータグ シマノレーシング
ヴェロリアン松山 シエルブルー鹿屋
日本学生選抜 スパークルおおいたレーシングチーム
海外チームはアジア圏の5チームとフランス籍のNIPPO・EF・マルティーグが出場。国内チームは海外を主戦場とするJCLチーム右京をはじめ、九州を拠点とするVC福岡、シエルブルー鹿屋、スパークルおおいたレーシングチームの3チームが揃う。加えて、先日のインカレロードを制した渡邉和貴(順天堂大)を含む日本学生選抜が出場する。

1チーム6名となるが、9月29日に開幕する「ツール・ド・ランカウィ」に出場するJCLチーム右京と愛三工業レーシングチームは4名体制。これがレース展開に影響することになるか?

昨年大会 スパークルおおいたレーシングチームを先頭にスタート photo:Satoru Kato

「おおいたアーバンクラシック クリテリウム」は、JR大分駅南口前から伸びる「大分いこいの道」周辺の公道に1周1kmの周回コースを設定してのレース。距離は40周40kmとなる。昨年までは「おおいた いこいの道クリテリウム」という大会名だったが、今年から「おおいたアーバンクラシック クリテリウム」に変更された。

翌日にロードレースを控え、本気で狙うチームとそうでないチームで対応が分かれるところ。それもあって先行した集団が逃げ切ってしまうこともある。地元チームのスパークルおおいたレーシングチームは、2022年以来の地元優勝を掴みたいところ。スタートは9月28日午後2時だ。

昨年はフィニッシュ直前で岡本隼(愛三工業レーシングチーム)が黒枝咲哉(スパークルおおいたレーシングチーム)をまくって優勝した photo:Satoru Kato

大分市郊外の住宅地の中を抜けていくコース photo:Satoru Kato

UCI1.2クラスのロードレース「おおいたアーバンクラシック」は、大分市郊外の大分スポーツ公園をスタート/フィニッシュとする1周11.6kmのコースを13周する150.8kmのレース。アップダウンの繰り返しとストップ&ゴーを強いられるコースは周回が進むごとに消耗を誘い、集団内にいても休める箇所は少ないと言われる。コントロールラインに続く残り500mは長い登りで最後の勝負所となるが、その前に勝者が独走に持ち込むことも多い。今年はどのような展開となるか?スタートは9月29日午前9時だ。

昨年は留目夕陽(当時、EFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチーム)も出場していたおおいたアーバンクラシック photo:Satoru Kato



大会の模様はYouTubeでライブ中継

クリテリウム、ロードレース共にYouTubeの「OITAサイクルフェス!!!」チャンネルでライブ中継がある。出場チームや選手、リザルトなどは大会公式サイトへ。(下記リンク参照)


text:Satoru Kato