JCF(日本自転車競技連盟)がスイス、チューリヒで開催されるロード世界選手権の日本代表メンバーを発表。新城幸也、與那嶺恵理、垣田真穂、木下友梨菜ら男女エリートメンバーを筆頭に、合計9名の日本人選手が世界王者を決める大一番に挑む。



16回目のエリート世界選に挑む新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス) photo:CorVos

男子エリートに出場するのは新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)1名。自身最後のオリンピックを走り終えた新城にとっては16回目のエリートレース出場で、同じくワールドチームに所属する留目夕陽(EFエデュケーション・イージーポスト)はエリート、U23共に代表メンバーから外れている。

女子エリートには3名が出場。全日本チャンピオンの與那嶺恵理(ラボラル・クチャ-ファンダシオン・エウスカディ)と、全日本選手権で與那嶺に食い下がって2位となった木下友梨菜(ベルマーレ・レーシングチーム)、そして欧州チーム加入が発表されたばかりの垣田真穂(早稲田大学/EF・オートリー・キャノンデール)が参戦する。ロードレース本格参戦から1年ほどの木下にとっては初のナショナルチーム入りで、2022年大会のジュニアでロード5位、個人タイムトライアル13位という成績を残している垣田にとっては初のエリート挑戦であり、個人タイムトライアルも走る予定だ。

全日本選手権で一騎打ちを繰り広げた與那嶺恵理(ラボラル・クチャ-ファンダシオン・エウスカディ)と木下友梨奈(ベルマーレ・レーシングチーム)が共に代表入り photo: Yuichiro Hosoda

EF・オートリー・キャノンデールに加入した垣田真穂 (c)EF Pro Cycling

全日本ロードの男子U23で優勝した寺田吉騎(シマノレーシング)と2位で昨年覇者の鎌田晃輝(JCLチーム右京)が代表入り photo:Satoru Kato

U23男子に参戦するのはU23全日本王者の寺田吉騎(シマノレーシング)と鎌田晃輝(JCLチーム右京)の2名で、同カテゴリーの個人TT全日本王者である鎌田は個人TTにも出場。ジュニア男子は岩村元嗣(初芝立命館高等学校)、望月蓮(山梨県立吉田高等学校)、成田光志(学校法人石川高等学校)の3名が挑む。

2024年のUCIロード世界選手権は9月21日(土)にパラサイクリングで開幕。スイス最大の都市チューリッヒを舞台に9月29日(日)までの9日間で各カテゴリーの世界チャンピオンが選び出される。
男子エリート(1名)
新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス) ロード
女子エリート(3名)
與那嶺恵理(ラボラル・クチャ-ファンダシオン・エウスカディ) ロード
垣田真穂(早稲田大学/EF・オートリー・キャノンデール) ロード/個人TT
木下友梨菜(ベルマーレ・レーシングチーム) ロード
男子U23(2名)
寺田吉騎(シマノレーシング) ロード
鎌田晃輝(JCLチーム右京) ロード/個人TT
男子ジュニア(3名)
岩村元嗣(初芝立命館高等学校) ロード/個人TT
望月蓮(山梨県立吉田高等学校) ロード/個人TT
成田光志(学校法人石川高等学校) ロード
text:So Isobe