リッチーより新たなスチールロードバイク"MONTEBELLO"がデビュー。パリ~ブレスト~パリに代表される、スーパーロングライドを目指すサイクリストのためのジオメトリーや機能が加えられた、現代版ランドナーとも言える一台だ。



リッチー MONTEBELLO (c)東京サンエス

50年を越える歴史を持つアメリカンブランド、リッチー。MTBというカテゴリのパイオニアとして自転車史に名を刻むレジェンドであるトム・リッチーが創業し、多くの独創的なプロダクトを世に問うてきたブランドから、新たなロードフレームがリリースされた。

MONTEBELLOと名付けられた新作は、同社を代表するロードバイクであるROAD LOGICや、オールロードのOUTBACKと、また異なる役割を与えられている。それが、超長距離ライドへ挑戦するサイクリストの相棒であること。

スタックを大きくとったジオメトリーを採用する (c)東京サンエス

ここでいう超長距離ライドとは、100kmや200kmといった日中に完結するような一般的なロングライドよりも更に長距離、長時間を走るもの。パリ~ブレスト~パリに代表されるようなブルベや、長期間のキャンプツーリングなどがメインターゲットとなる一台だ。

そのためにMONTEBELLOには、よりスタックが大きく、ホイールベースが長く、そしてBB位置の低いジオメトリーが与えられている。これにより、長時間のライドにおいてもしっかりと安定感のある乗り味と、快適な乗車姿勢を実現する。

リッチー独自のトリプルバテッドロジックスチールチューブで作られたフレームには、フェンダートラックマウントを完備。フェンダー装着時には最大36mm幅、フェンダーなしの状態では最大40mmのタイヤクリアランスを有しており、ラフな路面もものともしない走破性を確保した。

リッチーらしいファストバックスタイルのシートピン (c)東京サンエス
手の込んだ造形のディスクブレーキマウント台座 (c)東京サンエス



リッチー独自のトリプルバテッドロジックスチールチューブを採用する (c)東京サンエス

専用に開発されたWCSカーボンブルベフォークには、フェンダーとラック用のマウントや、ケージ用台座を用意。更に、電池切れの心配なく夜も走ることができるハブダイナモをスマートに装着できるよう、ダイナモケーブルの内装ルートまで用意されている。

リッチーが耐久ライドのために開発したMONTEBELLO。サイズはXS、S、M、Lの4種類。カラーは鮮やかな朱色の「ホットソース」が用意される。価格は324,500円(税込)



リッチー MONTEBELLO
サイズ:XS・S・M・L
カラー:ホットソース  
フレーム:ヒートトリーテッド トリプルバテッド リッチーロジックスチールチューブ
フォーク:WCS カーボン ブレベットフォーク(オフセット 48mm)  
最大タイヤクリアランス:フェンダーありの場合 700×36C、フェンダーなしの場合 700×40C(タイヤ・リムメーカーによって異なる)
特徴:ラック・フェンダーマウント、内部ダイナモルーティング
フレーム重量 2,000g(M サイズ スルーアクスルなし)
フォーク重量 415g(コラム 300mm/ スルーアクスルなし)
付属品:WCS ヘッドセット(UPPER IS42/28.6-16mm スタックハイト LOWER IS42/30),
前後スルーアクスル(12mm)
価格:324,500円(税込)
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