ピナレロがパリ五輪に向けてタイムトライアルバイクをモデルチェンジ。新たなBOLIDE F TTは、先立って発表されていたトラックバイクから多くのテクノロジーを受け継ぎ、最高の空力性能を目指して創り出された一台だ。
ピナレロ BOLIDE F TT (c)ピナレロジャパン 開幕が迫るパリオリンピック。4年に1度のビッグイベントを前に、ピナレロがタイムトライアルバイク"BOLIDE F TT”のフルモデルチェンジを発表した。ピナレロがサポートするイネオス・グレナディアーズに所属する選手らの内、ミハウ・クフィアトコフスキ(ポーランド)、マグナス・シェフィールド(アメリカ)、現ヨーロッパタイムトライアルチャンピオンのジョシュア・ターリング(イギリス)、そして元世界タイムトライアルチャンピオンのトビアス・フォス(ノルウェー)とフィリッポ・ガンナ(イタリア)らが、最新バイクでパリ五輪の個人タイムトライアルに臨むという。
今回発表されたBOLIDE F TTは、先立ってピナレロがイタリア代表チームのために開発したトラックバイクのBOLIDE F HRから多くのテクノロジーを受け継ぎ、そのエアロダイナミクスを洗練させた。このモデルチェンジによって、BOLIDE F TTは前作から2.28%のCdA削減を実現したという。
ピナレロ BOLIDE F TT (c)ピナレロジャパン このスペシャルバイクについて、ファウスト・ピナレロ社長は次のようにコメントしている。 「オリンピックほど新しいバイクを発表するのにふさわしい舞台はありません。新しい BOLIDE F TTを非常に誇りに思います。このバイクはアスリートのパフォーマンスの限界を押し広げ続け、パリで我々のライダーが最高の成功を収めるための最良の機会を保証します」。
なお、このBOLIDE G TTの価格や納期など、一般販売に関する情報は未発表。詳細が分かり次第、続報をお届けする予定だ。