3日間に及び行われたUCIトラックネイションズカップ第3戦。最終日は男子マディソンで今村駿介と窪木一茂が6位と健闘し、女子オムニアムでは内野艶和が10位、池田瑞紀が13位だった。



男子マディソンに出場した橋本英也と兒島直樹 photo:JCF

パリ五輪への出場枠を懸け、最後のポイント獲得の場となったトラックネイションズカップ第3戦。カナダのミルトンでの戦いは最終3日目を迎え、中距離チームのみで参戦した日本は男子マディソンと女子オムニアムに出場した。

男子マディソンには日本から2組が出場し、ネイションズカップ第2戦で銅メダルに輝いた窪木一茂は今村駿介と、橋本英也は兒島直樹とペアを組んだ。

それぞれがベルギーやオランダなどの上位勢に対し苦戦するなか、窪木と今村が1ラップを獲得して20ポイントを加算。その結果6位でフィニッシュし、橋本と兒島のペアは13位だった。

強豪が揃うなか、6位と健闘した窪木一茂と今村駿介 photo:JCF

前日のオムニアムで銀メダルを獲得し、2日連続のメダルに届かなかった窪木は「悔しいです。本当に強いチームが来ていて激しい戦いでした。後半に勝機が見えたのですが、もう一つ(及びません)でした。でも今村選手が、僕の昨日のオムニアムの疲れをカバーするように一生懸命走ってくれました。そのおかげでなんとか6位というシングルリザルトを得ることができました」とコメント。

また「オリンピックはしっかりと調整して臨みますので、強くなって帰ってきます」と、パリ五輪に向けての意気込みを語った。

女子マディソンで10位だった内野艶和 photo:JCF

13位だった池田瑞紀 photo:JCF

大会初日の女子チームパシュートで8位となり、パリ五輪への出場権をほぼ確実なものにした内野艶和と池田瑞紀が出場した女子マディソン。この種目で元世界王者のケイティ・アーチボルド(イギリス)がスクラッチ、テンポレース、エリミネーションで順調にポイントを加算していく一方で、内野と池田は苦しい展開が続いた。

その結果アーチボルドが金メダルに輝き、内野は10位、池田は13位だった。
UCIトラックネイションズカップ2024第3戦3日目結果
男子マディソン 6位 窪木一茂・今村駿介
13位 橋本英也・兒島直樹
女子オムニアム 10位 内野艶和
13位 池田瑞紀