来シーズンよりイタリアのレッコに拠点を移すJCLチーム右京が、マヌエーレ・ボアーロ(イタリア、現アスタナ・カザフスタン)の監督就任を発表した。今年10月15日に現役引退を明らかにした36歳で、過去には宮澤崇史や新城幸也とチームメイトだった。



監督就任が発表されたマヌエーレ・ボアーロ(イタリア) photo:Kei Tsuji

JCLチーム右京が監督就任を発表したマヌエーレ・ボアーロ(イタリア)は、2011年にサクソバンク・サンガードでプロデビューした36歳。得意なタイムトライアルの能力を活かしてジロ・デ・イタリアに8度出場し、ブエルタ・ア・エスパーニャも3度完走を果たすなど13年間に渡りワールドチームで走り続けた。

サクソバンクでは宮澤崇史と、2017〜18年はバーレーン・メリダ(当時)で新城幸也とチームメイトだったボアーロ。2019年からはアスタナに活躍の場を求め、同年のブエルタ・ア・エスパーニャではチームタイムトライアルで区間優勝。今シーズンまでアスタナ・カザフスタンに所属し、先日現役引退を発表したばかりだった。

ツアー・ダウンアンダーではヘルメットにコアラを付けることが恒例だったマヌエーレ・ボアーロ(イタリア) photo:Kei Tsuji

ボアーロは今年10月15日にイタリアで行われたヴェント・クラシック(UCI1.Pro)の直前に、自身のSNSで現役引退を発表。そこでは「(引退後の)未来は明るく、僕の人生にはまだ多くの喜びが待っている」と綴り、具体的な将来のプランについて言及しなかった。

JCL右京はボアーロの監督就任の背景を「かつてボルピが監督を務めるチームで選手として活躍していた経験もあり、双方このプロジェクトに深く賛同し、邁進したいと考えていることが監督就任に決定した背景になります」と説明。また後日、改めて記者会見を行うという。

text:Sotaro.Arakawa

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