昨年のジャパンカップで創設が発表されたJCL右京チームが、2年目となる来年よりイタリアのミラノに本拠地を移すと発表した。また、バーレーン・ヴィクトリアスで監督を務めるアルベルト・ボルピ氏がジェネラル・マネージャーに就任する。



今年6月に全日本王者に輝いた山本大喜(JCLチーム右京) photo:JCL Team UKYO

片山右京氏が代表を務めるコンチネンタルチーム「JCLチーム右京」は発足2年目となる2024年に向け、拠点を日本からイタリアのミラノ近郊にあるレッコに移すことを発表した。

「日本国籍チームとして史上初のツール・ド・フランス出場」を目標に掲げるチームは今年、サウジツアー(UCI2.1)やツアー・オブ・オマーン(UCI2.Pro)などワールドチームの出場する海外レースに出場。マスカット・クラシック(UCI.1.1)では石橋学が140kmに渡る単独逃げを見せるなど、存在感を示した。また日本国内では今年6月に行われたロード日本選手権の個人タイムトライアルを小石祐馬が、ロードレースで山本大喜がそれぞれ優勝し、日本王者となった。

2017年の発足時からバーレーン・ヴィクトリアスで監督を務めているアルベルト・ボルピ氏 photo:CorVos

更にチームはジェネラル・マネージャーとして発足時からバーレーン・ヴィクトリアスで監督を務めるアルベルト・ボルピ氏を招聘。今年5月のジロ・デ・イタリアで新城幸也と共に戦ったボルピ氏は、これまでファッサボルトロやリクイガス・キャノンデールでも指揮を取った人物だ。

更に公式リリースでは小石や山本、石橋、岡篤志、増田成幸、ネイサン・アール(オーストラリア)のほか、現地の有望な選手を迎え入れることを明らかにしている。

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