フルームがイスラエルのツールメンバーから落選「残念だが、2024年に戻ってくる」

イスラエル・プレミアテックは6月23日（金）、ツール・ド・フランスに出場する8名の選手を発表。過去に4度の総合優勝を誇るクリストファー・フルーム（イギリス）が選考外となった。

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「この判断にはもちろん落ち込んでいる。なぜならツール・ド・フランスは僕の心の中に大切な場所として存在するから。（この後は）チームの決断を尊重し、シーズン後半に集中したい。そして2024年のツールに戻ってくる」と、メンバー外となったクリストファー・フルーム（イギリス）はGCNの取材に対してそう答えた。

2022年のツールでは第12ステージで逃げ、区間3位と勝利に迫ったフルーム。その後はブエルタ・ア・エスパーニャで完走を果たし、38歳を迎えた今年は14年振りにアフリカのUCIレース「ツール・ドゥ・ルワンダ」に出場するなど調整を進めてきた。ツール前哨戦としてはフランスで行われたルート・ド・オクシタニー（UCI2.1）に出場したものの、山頂フィニッシュとなった第3ステージでメカトラに見舞われ、優勝争いから脱落していた。

チームのGMであるキェル・カルストルム氏は選考理由について、フルームの名前を出すことなく以下のように説明した。「選手を選ぶ作業は困難を極めたが、我々は目標達成に最も適した8名を選んだ。選手の力や（人間として）深みを鑑みた結果だ。ステージ優勝に必要な役割を考え、それに適した8名だ。このチームはどんな展開にも対応できるバランスの取れた構成となっている」。

イスラエルはオクシタニーで総合優勝を飾ったマイケル・ウッズ（カナダ）とディラン・トゥーンス（ベルギー）を中心に、主に山岳ステージで区間優勝を狙う予定。また昨年大会で区間優勝したサイモン・クラーク（オーストラリア）とユーゴ・ウル（カナダ）も順当に選ばれ、23歳の若手クライマーであるコービン・ストロング（ニュージーランド）がグランツールデビューを果たす。