アスタナ・カザフスタンは6月22日(木)、2019年に引退したマーク・レンショーをスプリント&リードアウトのコンサルタントとして採用したと発表。現役最後のツールに臨むマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)に、かつての盟友が力を貸す。



アスタナへの加入が決まったマーク・レンショー(オーストラリア) photo:Kei Tsuji

今シーズン限りでの引退を発表したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)。最後のツール・ド・フランスで最多区間勝利記録を更新するべく、アスタナ・カザフスタンはマーク・レンショーをスプリントとリードアウトのコンサルタントコーチに登用した。

レンショーは2019年に現役引退したカヴェンディッシュの元チームメイト。チームコロンビア・ハイロード時代(2009年〜)からカヴのリードアウトとして数多の勝利をアシストし、一度別々のチームになった後もエティックス・クイックステップとディメンションデータで再び共に走った。

レンショーはチーム加入の理由を「スプリント&リードアウトコンサルタントに就任し、とてもワクワクしている。アレクサンドル・ヴィノクロフと元チームメイトであるドミトリー・フォフォノフと話し合い、今回の加入が決まった」と説明。「僕らの目標はスプリントステージでの勝利。そのためにリードアウトかつカヴェンディッシュとチームメイトであった僕の知識と経験を伝えたい」と意気込みを語った。

2016年ツールで勝利し、レンショーを抱き寄せるマーク・カヴェンディッシュ(イギリス) photo:Kei Tsuji

アスタナは未だ正式なツールメンバーを発表していないものの、総合上位をアレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン)が狙い、エーススプリンターをカヴェンディッシュが担う予定。予想メンバーにはクライマー系の選手が多いものの、リードアウトとしてケース・ボル(オランダ)が出場し、37歳のドミトリー・グルズジェフやU23ロード世界王者であるエフゲニー・フェドロフ(共にカザフスタン)などがスプリントをサポートする。

母国オーストラリアのツール解説の仕事をキャンセルし、レース外から盟友をアシストすることとなったレンショー。「ジロ・デ・イタリアの勝利で証明した通り、マークにはグランツールで勝利するスピードやパワー、意志がいまだ健在だ。アスタナのチーム力や選手たちの力があれば、彼を区間優勝に導く自信がある。チームの監督たちと共に勝利への戦術や戦略を練るのが楽しみだと」とプレスリリースを締めくくった。

また、アスタナはレンショーの加入発表の同日、新スポンサーに「フリーダム・ブローカー」を迎えることを明らかにした。同社はカザフスタン人であるティムール・トゥルロフ氏が代表を務める投資会社で、7月1日に開幕するツールよりスポンサードが正式にスタートする。

text:Sotaro.Arakawa

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