所属先無しの状態が続いているナイロ・キンタナ(コロンビア)がアンドラからコロンビアに帰国した。今年のチーム探しを断念したと思われるが、ナショナルチームの一員として出場する6月16日開幕のブエルタ・ア・コロンビアで再起を目指す。



昨年から無所属状態が続いているナイロ・キンタナ(コロンビア) photo:Makoto AYANO

2022年ツール・ド・フランスにて2度に渡りUCI(国際自転車競技連合)が使用を禁止する薬物が検出されたナイロ・キンタナ(コロンビア)。それにより同大会におけるすべての成績が剥奪され、その後アルケア・サムシックを退団してから無所属の状態が続いている。

キンタナは今年3月より多くの選手が暮らすアンドラに滞在し、トレーニングと平行して次なる所属先を探していた。しかし、スペイン・マルカの報道によると複数のワールドチームやプロチームと交渉したものの契約には至らず、今シーズンのチーム加入は断念して帰国することになったという。

3位入賞を果たした今年2月5日のコロンビアナショナル選手権以来、レースから遠ざかっているキンタナ。しかし、コロンビア代表の一員として6月16日(金)に開幕するブエルタ・ア・コロンビア(UCI2.2)での実戦復帰を予定しており、同大会には昨年アスタナ・カザフスタンを退団したミゲルアンヘル・ロペス(メデリンEPM)も出場する。

text:Sotaro.Arakawa

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