数多くの自転車関連企業が集うイタリア北部で2016年に誕生した新進気鋭サドルブランドのレペンテ。非常に軽量に仕上げられたQUASAR 2.0のレールをクロモリへと変更することで、手に取りやすい価格ながら185gという軽さと、NJS認定を受けた信頼性を備えた新型がリリースされた。



レペンテ QUASAR 2.0 Crmy (c)VTJ

サドルのベースとトップクッションを別体とする構造RLS(Repente Locking System)を開発し、その存在を世界にアピールしたサドル専業ブランドのレペンテ。RLSを採用するサドルがラインアップの中心に据えられているが、オーソドックスなスタイルのサドルも用意されており、多くのユーザーが新進気鋭ブランドのテクノロジーを体験できるようになっている。

オーソドックスなベースとクッションが一体のサドルのトップに君臨するモデルがQUASAR 2.0(クアザール 2.0)。レペンテの研究開発によって形作られたフラットな座面と、前乗りポジションをUCIルールの範囲内で実現しやすいショートノーズサドルだ。

幅広の座面とノーズによってライダーをサポートする (c)VTJ

フラットな座面に設計されている (c)VTJ

またQUASAR 2.0はノーズ部分が幅広に設計されているため、ヒルクライムなどでノーズに着座したいサイクリストでも安定して使えることが魅力。アグレッシブな前傾姿勢でもデリケートな部分への圧迫を低減するためにサドル中央部には溝と開口部が設けられている。

そしてQUASAR 2.0の魅力は何よりもパッドを搭載するサドルでは最軽量級の119gという軽量性に優れていることだ。そのQUASAR 2.0をベースとした派生モデル"QUASAR 2.0 Crmy"が今回ラインアップに加わっている。

大きな違いはレールをクロモリとしていること。ベースはレペンテが誇るテクノロジーの一つであるLCF(ロング・カーボンファイバー)を採用した物には変更がなく、クロモリレールながら185gという軽量性を実現したことがQUASAR 2.0 Crmyの最大の特徴だ。そして、この重量を達成しながらも11,880円(税込)という価格に設定されており、非常に手に取りやすいサドルとしてラインアップされる。

クロモリレールによって手頃な価格を実現している (c)VTJ
イタリアでハンドメイドされるQUASAR 2.0 (c)VTJ
NJS認定を受け高い品質を備えていることを証明した (c)VTJ



また今作は競輪での使用が認められるNJSの認定を受けている。厳しい品質基準をクリアしたことが認められているため、安心して使えるハンドメイド・イン・イタリーのサドルを試してみてはいかがだろうか。



レペンテ QUASAR 2.0 Crmy
サイズ:260x142mm
重量:185g(±5%)
表皮:マイクロファイバー
パッド:ポリウレタン
ベース:PA12 LCF(ロングカーボンファイバー)
レール:中空クロモリΦ7mm
価格:11,880円(税込)

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