4年ぶりのフルスペック開催となるツアー・オブ・ジャパンが開幕。初日は大阪府堺市で個人タイムトライアルの第1ステージが行われ、ルーク・ランパーティ(アメリカ、トリニティレーシング)が優勝。岡篤志(JCLチーム右京)が3位に入った。堺国際クリテリウムの模様も合わせてレポート。



4年ぶりの堺ステージに多くの観客が集まった photo:Satoru Kato

東京五輪MTB優勝のトーマス・ピドコックの弟・ジョセフがトリニティレーシングのメンバーとして参戦 photo:Satoru Kato
日本人選手4名が参戦するEFエデュケーション・NIPPOデヴェロップメントチーム photo:Satoru Kato


2019年以来4年ぶりに堺での開幕を迎えたツアー・オブ・ジャパン。4年前同様に、仁徳天皇陵として有名な大仙陵古墳に隣接する大仙公園をメイン会場とし、その周辺の公道に設定されたコースでレースが行われた。

午前中に行われた堺国際クリテリウム photo:Satoru Kato

堺国際クリテリウム 後半に入ると各チームが集団前方に出てくる photo:Satoru Kato

第1ステージに先立ち、ツアー・オブ・ジャパン出場全チームが出走する「堺国際クリテリウム」が午前中に行われた。序盤からトリニティレーシングが集団コントロールに入り、慎重にレースが進行。後半に入ると各チームが前に出てきてスプリント勝負に持ち込まれ、ギリシャチャンピオンのゲオルギオス・バグラス (ギリシャ、マトリックスパワータグ)が優勝した。

ギリシャチャンピオンのゲオルギオス・バグラス (ギリシャ、マトリックスパワータグ)が日本初勝利 photo:Satoru Kato

堺国際クリテリウム 表彰式 photo:Satoru Kato

午後からは第1ステージの個人タイムトライアル。16チーム96名の選手が30秒間隔でスタートしていく。なお大会特別規則により、タイムトライアルバイクは使用出来ない。

スタート順前半で唯一3分9秒台を出した橋本英也 photo:Satoru Kato
カーター・ベトルス(オーストラリア、ヴィクトワール広島) photo:Satoru Kato


5位に食い込んだ沢田桂太郎(スパークルおおいた) photo:Satoru Kato
4年前の堺ステージ勝者・岡篤志(JCLチーム右京)は3番手タイム photo:Satoru Kato


スタート順前半の中で3分9秒台を出した橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)が、しばらくの間ホットシートに収まり続ける。スタート順後半に入ると、カーター・ベトルス(オーストラリア、ヴィクトワール広島)、ベンジャミ・プラデス(JCLチーム右京)らが相次いでトップタイムを更新。スタート順終盤に入ると、リアム・ジョンストン(オーストラリア、トリニティレーシング)が3分7秒台で暫定トップに立つ。直後に走った岡篤志(JCLチーム右京)は僅かに届かず、沢田桂太郎(スパークルおおいた)が岡に次ぐタイムを出す。

トップタイムを出したルーク・ランパーティ(アメリカ、トリニティレーシング) photo:Satoru Kato

そして最後から5番目にスタートしたルーク・ランパーティ(アメリカ、トリニティレーシング)が3分6秒台のタイムでトップに立つと、その後の選手はトップタイムを更新出来ず、ランパーティーが第1ステージ優勝。2位のジョンストンとあわせ1位2位をトリニティレーシングが占める結果となった。

ランパーティーは4月末にフランスで行われたツール・ド・ブルターニュ(UCI2.2)で個人総合3位とポイント賞を獲得しており、その他レースで今季すでに複数の勝ち星を挙げている。

個人総合首位 photo:Satoru Kato

ルーク・ランパーティ コメント
「個人タイムトライアルはあまり得意ではないけれど、今回の短距離コースの方が僕に向いている。決して易しくなくハードなコースだった。リーダージャージを獲得したけれど、明日は守るための走りはしないつもり。チームの誰かが良い結果を出して総合優勝争いに絡めればと思っている」

明日5月22日は、京都府の精華町と京田辺市に跨がるコースで第2ステージが行われる。今大会最初のロードレースはどのような展開を見せるか?
ツアー・オブ・ジャパン 第1ステージ・堺 結果(2.6km 個人TT)
1位 ルーク・ランパーティ(アメリカ、トリニティレーシング) 3分6秒34
2位 リアム・ジョンストン(オーストラリア、トリニティレーシング) +1秒48
3位 岡 篤志(JCLチーム右京) +1秒70
4位 ジャンバルジャムツ・セインベヤール(モンゴル、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム) +2秒35
5位 沢田桂太郎(スパークルおおいた) +2秒52
6位 ベンジャミ・プラデス(スペイン、JCLチーム右京) +2秒60
7位 カーター・ベトルス(オーストラリア、ヴィクトワール広島) +3分3秒
8位 橋本英也(チームブリヂストンサイクリング) +3秒31
9位 ファーガス・ブラウニング(オーストラリア、トリニティレーシング) +3秒62
10位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) +4秒31
ポイント賞(第1ステージ終了時)
1位 ルーク・ランパーティ(アメリカ、トリニティレーシング) 10p
2位 リアム・ジョンストン(オーストラリア、トリニティレーシング) 9p
3位 岡 篤志(JCLチーム右京) 8p
チーム総合成績(第1ステージ終了時)
1位 トリニティレーシング 9分22秒
2位 JCLチーム右京 +6秒
3位 チームブリヂストンサイクリング +7秒
堺国際クリテリウム 結果(26.8km)
1位 ゲオルギオス・バグラス (ギリシャ、マトリックスパワータグ) 34分31秒
2位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) +0秒
3位 ルーク・ランパーティ (アメリカ、トリニティレーシング)
4位 今村駿介(チームブリヂストンサイクリング)
5位 石原 悠希 (シマノレーシング)
6位 イエルン・メイヤス (オランダ、トレンガヌ・ポリゴン・サイクリングチーム)

text&photo:Satoru Kato

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