インドネシアのジャカルタで開催されたUCIトラックネイションズカップ(旧ワールドカップ)第1戦の最終日。女子ケイリンでは佐藤水菜が金メダル、梅川風子(チーム楽天Kドリームス)が銅メダルと大きな結果をつかみ取った。



女子ケイリン決勝、佐藤水菜がマチルド・グロを破る photo:JCF

佐藤水菜、マチルド・グロ、梅川風子が表彰台に上る photo:JCF

女子ケイリンに参戦したのは梅川と佐藤、そして太田りゆという3名。1回戦で佐藤と太田は共に1着勝ち上がりを決め、敗者復活戦に回った梅川も1位で準決勝へ。各組3着まで決勝へ進む準決勝では1組で太田は5着となり、7-12位決定戦へ。2組の梅川は2着、佐藤は僅差の3着で決勝戦へと駒を進めることとなる。

迎えた決勝戦。佐藤は準決勝で敗れたマチルド・グロ(フランス)を抜き去って勝利し、グロに肉薄した梅川は3位。2021年の小林優香に続く日本勢による同種目金メダルを獲得した。

男子スプリント決勝:ハリー・ラブレイセン(オランダ)に破れた太田海也 photo:JCF

初出場のネイションズカップで銀メダルを獲得した太田海也 photo:JCF

また、1対1で争われる男子スプリントでは初出場の太田海也がジェフリー・ホーフラント(オランダ)らを破る快挙で決勝戦に駒を進め、圧倒的な力を誇る現世界チャンピオンのハリー・ラブレイセン(オランダ)との闘いに敗れるも銀メダルを獲得した。

パリオリンピック向けた出場枠争いの第1ラウンドとなったこの大会で、日本勢は金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル1個を獲得している。
女子ケイリン決勝結果
1位 佐藤水菜(日本ナショナルチーム)
2位 マチルド・グロ(フランス)
3位 梅川風子(チーム楽天Kドリームス)
男子スプリント結果
1位 ハリー・ラブレイセン(オランダ)
2位 太田海也(日本ナショナルチーム)