ストレージやホームトレーナーに定評のあるミノウラから、新たな3本ローラー「LiveRoll R730R」が発表された。負荷機構が内蔵されたドラムを採用し高負荷トレーニングにも対応できるモデルとなった。また、ローラーに施されたサンドブラック加工による静音性も魅力なモデルを紹介しよう。



ミノウラ LiveRoll R730R (c)フカヤ

パソコンやサイクルコンピューターと連携するスマートローラーが登場して以来、ダイレクトドライブ式がポピュラーな存在となったホームトレーナー。それでもタイヤドライブ、特に3本ローラーをベースとしたホームトレーナーは、レーサーのウォーミングアップやスキルトレーニング用の機材として根強く支持を集めている。

そんな3本ローラーの開発を、金属加工技術に長け優れた精度のローラー台を作ってきたミノウラは続けており、今回LiveRoll R730Rの発表に至った。新型はドラム自体にマグネット式の負荷装置(IRU-Tec)が内蔵されていることが大きな特徴だ。三段階から負荷を調整することができ、負荷なしの軽い回転でのメニューやウォーミングアップはもちろん、ある程度の負荷をかけた練習メニューまでこなせるようになっている。

静音性も高めるサンドブラック加工が施されている (c)フカヤ

負荷装置が内蔵されたローラーは三段階から調節可能だ (c)フカヤ

負荷装置が予め内蔵されることで、ミノウラがこれまで用意してきた外付け負荷装置を搭載した3本ローラーよりも収納に困りにくくなった。家での展開と片付けが簡単になるだけではなく、レース遠征での持ち運びも楽になっていることが魅力だ。

また、R730Rのドラムはサンドブラック特殊加工が施された黒色に仕上げられている。これは見た目が変わるだけではなく、タイヤとドラムの摩擦による走行音低減の効果や、タイヤスリップしにくいグリップ力を向上させている。負荷装置付きのローラー台だけにサンドブラックのドラムのメリットは大きいはずだ。このドラム自体は単品でも販売される予定のため、R730ユーザーは今後アップデートも可能となっている。

ホイールベースの調整はクイックリリース式とされている (c)フカヤ

R730Rはドラム径が細身の80mmというサイズが採用されており、乗車時の目線が低くなる低床設計で、3本ローラーに乗り慣れていない方も不安を感じにくくなっている。さらに、ホイールベースが950mm〜1180mmまでの対応となり、29インチのMTBでも使用可能となっている。クイックリリース式の固定方法が採用されているため、練習したいバイクに合わせた調整が簡単に行えることも魅力だ。

ローラー台の上で自由に自転車が動くことで、ブレないペダリングを体得できる3本ローラーのLiveRoll R730R。価格は61,600円(税込)。



ミノウラ LiveRoll R730R
ドラム径:80mm/ ドラム幅:415mm
適合ホイールベース:950〜1,180mm
寸法:収納時550 × 866 × 150mm/ 展開時 550 × 1420 × 150mm ※最大時
材質:アルミ(フレーム・ドラム)
価格:61,600円(税込)

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