ダボス D-309 Ver.2　各部のブラッシュアップと新サイズ追加で使いやすくなったネオ・スポルティーフ

ネオ・スポルティーフとしてロードとグラベルを繋いで楽しめるダボスのD-309が、2023年モデルでバージョン2へとアップデートされる。アイレットの位置を最適化することで、より使いやすく安定感を増したことが特徴。XSサイズの追加や、カーボンハンドルが新たに付属するパッケージに変更されていることもポイントだ。

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伝統的なダボス、ギザロというオリジナルブランドを再始動させたフカヤは、バイクごとにコンセプトを掲げ、自由な遊び方を新型バイクを通して提案。その一つがD-309に与えられた「ネオ・スポルティーフ」だった。ネオ・スポルティーフとはロードレーサーのように速いスピードで自転車を楽しむためのもの。

レーサーとは異なり太めのタイヤを装着するスタイルで、快適かつ速く走りたい時にぴったりのモデルだ。今のトレンドでいうならば、グラベルもカバーできるファストライド用のバイクといえよう。D-309のタイヤクリアランスは700Cで最大50mmまでのため、ハードなグラベルまで対応することが可能だ。

この幅広なタイヤクリアランスは、フェンダーと太めのタイヤの同時装着を可能としている。これによって雨の日でもワイドタイヤによる走行安定性を維持させつつ、水の跳ね上げから体や荷物を守ることができるのは嬉しい。天候問わず走るライダーにとってはありがたいスペックだ。

そんなD-309の第2世代が登場する。基本設計はこれまでと同様だが、アイレットの位置を細かく調整。具体的にはダウンチューブとシートチューブの台座をBB方向に移動させることで、荷物を乗せた時の重心位置を下げている。また、トップチューブの台座位置も変更されており、大きなトップチューブバッグもボルトオンさせられるようになった。

第2世代では新たにXSサイズがラインアップされていることもポイントの一つ。身長155cmから乗ることができ、このサイズでも700×50Cのタイヤを装着できるクリアランスが備えられた。これによって小柄なライダーでも700Cの走破性とワイドタイヤの安定性を両立させやすく、グラベルでの安心感はもちろん、初めてのロードバイクとしても扱いやすいバイクに仕上がっている。

また、販売パッケージにカーボンハンドルも追加され、カーボンシートポスト、ステムと合わせて3つものアイテムが付属することになる。このカーボンハンドルはステムクランプ部よりライズし、前方に10°ベンドしているためフラット部を握った時に手首が自然な角度になる形状となっている。またエンド部分は15.1°のフレア形状だ。

カラーはブランド名となっているスイスの景勝地ダボスの「明け方の森の中を走り抜けるシーン」をイメージしたForest Dawn Greyを引き続き採用する。価格は242,000円（税込）。

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ダボス D-309 Ver.2
フレーム：ハイモジュールフルカーボンフレーム（ラック/フェンダーマウント付き）
フロントフォーク：フルカーボンフォーク（ラック/フェンダーマウント付き） コラム未カット
フレーム重量：約1147g(塗装済・S サイズ実測）
フォーク重量：約460g(塗装済・コラムカット実測）
ヘッドチューブ：テーパードヘッドチューブ、ヘッドパーツ（インナーガイド・専用コラムスペーサー・プレッシャーアンカー付属）
ステム：内装式コラム対応 カーボンステム 付属
ハンドル：内装式ステム対応 カーボンハンドル 付属
ブレーキマウント/BB仕様：前後フラットマウントブレーキ/BSA 68mm
前後スルーアクスル：F12x100、R12ｘ142 (M12*P1.5mm)
クランク/チェーンリング：シングル46T(max), ダブル50Tx34T(max)
ローター径：F/R 最大160mm 対応
シートポスト：27.2mm×350 ㎜カーボンシートポスト付属（ダブルクランプ）
タイヤサイズ：700c Max 50mm/ 650b Max 50B（2.00）mm
カラー：Forest Dawn Grey
サイズ：XS(430)、S(490)、M(520)、L(540)、XL(560)
価格：242,000円（税込）