サイクリングボトルのリーディングカンパニーであるエリートが、代表作であるFLYをモデルチェンジした。圧倒的な軽量性や飲みやすさはそのままに、表面にグリップ力を向上させる新たなテクスチャーを採用し、より扱いやすくなったFLY TEXを紹介しよう。



エリート FLY TEX(上段左からグレー、ベージュ、アマランス、オレンジ、オパール。下段左からホワイト、ブラック、レッド、ブルー、クリア、ネオンイエロー (c)カワシマサイクルサプライ

数多くのワールドチームにボトルを供給するイタリアのエリート。様々なボトルをラインアップする同社の中で、中核となるのが世界最軽量を誇る"FLY"シリーズだ。スタンダードな550mlモデルで54gという驚異的な軽さを誇り、その軽量性からワールドツアーでもトップシェアを誇っている。

軽さにフォーカスされがちなFLYだが、ただ軽いというプロダクトではない。その軽さは同時に様々なメリットをボトルにもたらした。例えば昨今工業製品を語るにおいて外すことのできない持続可能性という側面。軽量であるということはつまり、プラスチック素材の使用量が少ないということを意味している。

実際、一般的なウォーターボトルと比較すると、三割以上プラスチックの使用量を削減でき、製造工程におけるカーボンフットプリントも大幅に減少したという。

FLY TEXは新たにヘアライン加工のような表面仕上げとされた (C)カワシマサイクルサプライ

そして、薄手となったボトルは非常にしなやかに。エリートの誇る人間工学に基づいた構造も相まって、非常に少ない力で絞ることができることも、軽量化と表裏一体のメリットだ。そして、大口径の飲み口とソフトなボトルボディの組み合わせが大きな流量を実現。ライド終盤の疲労が溜まった状況でも、スムーズな水分補給を可能とした。

そんなFLYシリーズが、FLY TEXへとアップデート。これまでに述べたFLYの特長はそのままに、表面仕上げを変更した。これまではツルンとした滑らかな表面であったが、FLY TEXはヘアラインのような細かな縦溝を施すことでグリップ力を向上させた。

エリート FLY TEX 750ml(オパール、グレー、レッド、ブラック、クリア)/950ml(クリア、ブラック) (c)カワシマサイクルサプライ

この新たなテクスチャーによって、より掴みやすく、飲みやすいボトルへと進化を果たした。グリップ力を高めているとはいえ、縦方向の溝となっているためボトルケージへの抜き差しのしやすさなどは従来通りスムーズだ。

新たなFLY TEXはスタンダードな550ml、750ml、950mlで展開される。550mlは、ホワイト、ブラック、レッド、ブルー、クリア、ネオンイエロー、グレー、ベージュ、アマランス、オレンジ、オパール。750mlがクリア、ブラック、レッド、グレー、オパール、950mlがクリアとブラックというカラー展開となる。

また飲み口を汚さないためにキャップが装備されたFLY MTB TEXもラインアップされている。サイズは550ml、750ml、950mlという3種類で、カラーはクリア、グレー、ブラックの3色が揃う。

エリート FLY MTB TEX (c)カワシマサイクルサプライ



エリート FLY TEX
容量:550ml、750ml、950ml
カラー:クリア、ブラック(全サイズ)
レッド、グレー、オパール(550ml&750ml)
ホワイト、ブルー、ネオンイエロー、ベージュ、アマランス、オレンジ(550mlのみ)
価格:1,200円(550ml)、1,400円(750ml)、1,600円(950ml)(※全て税込)

エリート FLY MTB TEX
容量:550ml、750ml、950ml
カラー:クリア、グレー、ブラック
価格:1,350円(550ml)、1,500円(750ml)、1,600円(950ml)(※全て税込)

最新ニュース(全ジャンル)