ジャパンカップで11位に入り、衰え知らぬ存在感を見せつけた新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)のメリダ SCULTURA TEAMを紹介。日の丸と愛犬をあしらったチャンピオンモデルだ。



新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)のメリダ SCULTURA TEAM新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)のメリダ SCULTURA TEAM photo:So Isobe
序盤のアタック合戦に加わって第1グループに入り、その後も後手を踏むことなく日本人選手として最後までレース先頭で展開した新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)。前日の契約更新会見でフランコ・ペッリツォッティ監督が「特に指示がなくてもどう動くべきか分かり、良いポジションを取ることができる」と話した通りの勝負勘と、ワールドチーム所属選手の地脚を見せつけた。

全日本王者である新城は、今回「ヨーロッパですごく評判。みんな良いデザインって褒めてくれる」と言う特別カラーのメリダのSCULTURA TEAMを国内レースで初披露。レプリカカラーの一般販売もアナウンスされたチャンピオンモデルは、通常チームカラーのグラフィックが施される部分を白と陰影をつけた赤で日本国旗を表現している。

愛犬コリンと「行け!幸也 行け!」のメッセージ愛犬コリンと「行け!幸也 行け!」のメッセージ photo:So Isobe
グラデーションで表現された日の丸グラデーションで表現された日の丸 photo:So Isobeハンドルとバーテープもホワイトでカラーコーディネイトハンドルとバーテープもホワイトでカラーコーディネイト photo:So Isobe

トップチューブには愛犬コリンと「行け!幸也 行け!」のメッセージが入り、チェーンステーには全日本選手権のデータも記される。ホワイトカラーで統一されたSCULTURA専用のステム一体型ハンドルとバーテープもバイク全体の統一感を高めるポイント。なおこのバイクはイタリアのペイント工房で塗られたもので、レプリカ仕様とは塗り分けの段差などごく細部が異なるという。

身長170cmの新城が乗るのはXSサイズ(トップチューブ535mm)。コンポーネントはR9270系デュラエースDI2で、全日本選手権の際FC-R9100-PだったクランクはFC-R9200-Pにアップデートされていた。チェーンリング歯数は54-40Tでクランク長は172.5mm。

クランクセットはR9200-Pにアップデート。歯数は54-40TクランクセットはR9200-Pにアップデート。歯数は54-40T photo:So Isobe
DI2ケーブルをゴム(チューブ?)で留めているDI2ケーブルをゴム(チューブ?)で留めている photo:So IsobeヴィジョンのMETRON SL DISCホイールとコンチネンタルのGP5000S TRをセットヴィジョンのMETRON SL DISCホイールとコンチネンタルのGP5000S TRをセット photo:So Isobe


ホイールはヴィジョンのMETRON SL DISCで、組み合わせるチューブレスタイヤはコンチネンタルのGP5000S TR。サドルとバーテープはプロロゴで、レールが水色に塗られたZEROⅡTRサドルはチーム供給専用品だ。

フォン・チュンカイ(台湾、バーレーン・ヴィクトリアス)が駆るチャンピオンカラーのメリダ REACTOフォン・チュンカイ(台湾、バーレーン・ヴィクトリアス)が駆るチャンピオンカラーのメリダ REACTO photo:So Isobe
シートチューブにも台湾カラーが加えられているシートチューブにも台湾カラーが加えられている photo:So Isobe大胆にあしらわれた台湾ナショナルカラーが目を引く大胆にあしらわれた台湾ナショナルカラーが目を引く photo:So Isobe


また、台湾チャンピオンであり、来季宇都宮ブリッツェン加入が発表されたフォン・チュンカイは同じくチャンピオンカラーのメリダ REACTOをジャパンカップで走らせた。黒ベースにナショナルカラーである青・白・赤を加えた大胆なグラフィックは大きく注目を集めていた。

text&photo:So Isobe