ハイスペックシューズを揃えるシマノが、グラベルレーシングシューズ"RX8"をモデルチェンジ。軽さや剛性といった基本性能はそのままに、BOAダイヤルなど細部のブラッシュアップを果たしつつ、待望のワイドサイズの展開も始まった。



シマノ RX8(RX801、シルバー)シマノ RX8(RX801、シルバー) (c)シマノ
軽量グラベルレーシングシューズとして人気を誇るモデル"RX8"がモデルチェンジ。超長距離グラベルレース向けに開発され、片足268gという軽量性や、ハイパワーに対応するロードシューズ譲りの設計でハイテンポで走りたいユーザーはもちろん、サンデーライダーからも広く人気を集めてきた。

「RX801(型番)」への代替わりにあたり、大きく変更されたのはクロージャーシステム。BOAダイヤル1つ、ベルクロ1本という構成は従来通りだが、ダイヤルがラバーグリップ装備の「Li2」へとアップデートされている。水や泥といった滑りやすい場面でもダイヤル調整が容易になったほか、アッパーに設けられたワイヤーの受けをプラスチックパーツからストリングへと変更することで、より快適な履き心地を実現した。

BOAダイヤルがLi2にアップデートされたBOAダイヤルがLi2にアップデートされた (c)シマノ
高剛性なカーボンと軽量なウォークパッドで構成される高剛性なカーボンと軽量なウォークパッドで構成される (c)シマノ
しなやかなシンセティックレザーとメッシュを組み合わせたアッパーは、シマノが誇るサラウンドラップ構造によって包み込むようなフィット感を実現。グラベルユースなど過酷な環境下での耐久性が確保されているほか、パンチング加工によってシューズ内の熱を逃す配慮も施されている。

RX8は高速グラベルレースに対応するために高剛性・軽量カーボンコンポジットをアウトソール素材に採用。剛性指数は10と、シマノシューズの中でも最高レベルの剛性に仕上げられた。また、ヒールスタビライザーの存在もライダーのパワーをペダルに余すことなく伝えるための配慮の一つだ。

シマノ RX8(RX801、シルバー)シマノ RX8(RX801、シルバー) (c)シマノ
シマノ RX8(RX801、ブラック)シマノ RX8(RX801、ブラック) (c)シマノ
底面トレッドは軽量性と歩行性を両立するためのデザインだ。マウンテンバイク用ほどアグレッシブではなく、程よくパッドが設けられる程度で軽さにも配慮したのがグラベルシューズらしい設計。つま先部分のプロテクターや、ラバーで覆われた土踏まず部分など、岩場や砂利が敷き詰められたシーンでもソールの傷つきを抑える配慮が見える。

シマノのグラベルシューズはインクジェットプリントによる大胆なデザインが特徴。モデルチェンジしたRX8もシルバーもしくはブラックのグラデーションカラーが魅力的。また、今作からワイドサイズも38〜48というサイズで展開される。価格は36,300円(税込)。本日、10月18日より取扱店にて販売が開始されている。

ハイスピードなグラベルレースに適したシマノ RX8ハイスピードなグラベルレースに適したシマノ RX8 (c)シマノ


シマノ RX8(RX801)
アッパー:シンセティックレザー+メッシュ
ソール:カーボンファイバーコンポジット+ポリウレタン
サイズ:38-48(ノーマル・ワイドあり、ハーフサイズなし)
重量:268g
価格:36,300円(税込)


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