ナローワイドチェーンリングを世に広めたアメリカのパーツブランド、ウルフトゥースが、油圧式のドロッパーシートポスト「RESOLVE DROPPER POST」をリリースした。特許を取得した自動ブリーディング機能や、短いロワーチューブが特徴だ。



ウルフトゥース RESOLVE DROPPER POSTウルフトゥース RESOLVE DROPPER POST (c)フカヤ
クロスカントリー系にも採用され始め、今やマウンテンバイクでは標準装備となったドロッパーシートポスト。サドル高を上下に可動できるメリットはグラベルバイクにも浸透し始め、ロードレースでにおいてもマテイ・モホリッチ(バーレーン・ヴィクトリアス)がミラノ〜サンレモ最終盤の勝負所のダウンヒルで使い、優勝を遂げたことで知名度が高まっている。

そんなドロッパーシートポストをアメリカのコンポーネントブランド、ウルフトゥースがリリースする。同社はドロッパーシートポスト本体に先んじてレバーをリリースしていたため、これで満を持してドロッパーポストのラインアップが完成することとなる。

ヤグラがコンパクトに作られており、低スタックハイトを実現したヤグラがコンパクトに作られており、低スタックハイトを実現した (c)フカヤ
ウルフトゥース RESOLVE DROPPER POSTウルフトゥース RESOLVE DROPPER POST (c)フカヤ
モデル名はRESOLVE DROPPER POST。最大の特徴は特許取得済みの油圧カートリッジを搭載していること。特別設計のカートリッジは、シートポストを操作するたびにエアが自動的に外へ排出される仕組みとなっており、油圧システムを採用するドロッパーシートポストにありがちなエア噛みトラブルの発生リスクを押さえているという。

使い込むことで発生しがちなサドルの沈み込みや、不要な上下への遊びなどが発生しないためライドに集中できるはず。メンテナンスサイクルも長くとることができそうだ。

また、サドルレールからカラーまでのスタックハイトは32mmと非常に短く、一般的なドロッパーシートポストよりもサドルを低い位置まで下げることが可能。ロワーチューブも短く設計されており、シートチューブの屈曲やボトル台座用のボルトに引っかかりにくく、どのようなフレームにも装備できるはずだ。

ウルフトゥース RESOLVE DROPPER POSTウルフトゥース RESOLVE DROPPER POST (c)フカヤ
RESOLVE DROPPER POSTに用意されたシートポスト径は30.9mmと31.6mmの2種類。それぞれにトラベル量125mm、160mm、200mmが用意されており、30.9mm径/125mmトラベルのモデルは440gと軽量に仕上がっている。価格はトラベル量によって異なり、125mmが61,600円、160mmが63,800円、200mmが66,000円(税込)だ。



ウルフトゥース RESOLVE DROPPER POST
シートポスト経:30.9/31.6mm
トラベル量:125/160/200mm
重量:440g(30.9-125mm)~563g(31.6-200mm)
税込価格:61,600円(125mm)、63,800円(160mm)、66,000円(200mm)

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