マチュー・ファンデルプール(オランダ)がオーストラリアから帰国し、空港で事件後初となるインタビューに応じた。騒動を謝罪しつつ「誰かを傷つけるつもりはなかった」と答えている。



オーストラリアから出国するマチュー・ファンデルプール(オランダ)オーストラリアから出国するマチュー・ファンデルプール(オランダ) photo:CorVos
ロード世界選手権の前日にホテルで騒いでいた少女2人を突き飛ばしたとして警察に連行され、オーストラリアの裁判所に出廷したマチュー・ファンデルプール(オランダ)。オーストラリアからブリュッセル国際空港に到着したファンデルプールを複数メディアが待ち受け、事件後初となるインタビューに答えた。

裁判所で罰金約14万円と、今後3年間のオーストラリア入国禁止が課されたファンデルプールは「申し訳ないと思っているし、別の方法で問題を解決すべきだった。残念ながら結果的にこのようなことになってしまった」と疲れた表情でコメントする。

当初ベルギーメディアのSporzaはファンデルプールが少女2人を突き飛ばしたと一報したが、ファンデルプールは「突き飛ばしたという話があるけれど、それは全く事実じゃない。僕は女の子を(止めようと)腕に抱きかかえただけ。ただ結果的にそれは間違っていたし、傷つけるつもりはなかった。僕のことを知っている人なら誰でも、私が誰も傷つけたことがないことを知っている」と否定。「受付か他の誰かに知らせるべきだった。でももう遅い時間だったし、ただ寝たかった。自分で解決できると思っていたが、間違っていた。残念だけど、今はその起きたことを変えることはできない」とも。

「これから暫くは家で心を休めたい。いずれにせよこの国に戻ることができてとても嬉しく思っている。チームや弁護士が今後この問題に対処してくれる予定だ」と加えている。

text:So Isobe

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