バーレーン・ヴィクトリアスをサポートするルディプロジェクト。マテイ・モホリッチのミラノ〜サンレモ制覇を支えた「NYTRON」と、ツールでデビューした新型ハイエンドヘルメット「EGOS」紹介する。



ルディプロジェクト NYTRON(レッド/ブラック)ルディプロジェクト NYTRON(レッド/ブラック) (c)ポディウム
ポッジオのダウンヒルでアタックを決め、今年のモニュメント第1戦、ミラノ〜サンレモを制したマテイ・モホリッチ(スロベニア、バーレーン・ヴィクトリアス)。その際モホリッチが着用していた新型ヘルメットがルディプロジェクトのNYTRON(ニトロン)だった。

NYTRONは世界的なエアロダイナミクスのエキスパートであるスイスサイドと協力して開発された、ルディプロジェクト渾身のエアロモデルだ。優れた空力性能と安全性を実現したコンパクトなシェルによって、ミラノ〜サンレモ最終盤の独走でアドバンテージをもたらした。

ミニマムなベンチレーションホールが備えられているが、通気性に優れているというミニマムなベンチレーションホールが備えられているが、通気性に優れているという (c)ポディウム
ベンチレーションホールを最小限としたシェルによってエアロダイナミクスを向上させたベンチレーションホールを最小限としたシェルによってエアロダイナミクスを向上させた (c)ポディウム非常に大きな排気口によって優れた通気性を実現した非常に大きな排気口によって優れた通気性を実現した (c)ポディウム


空気抵抗削減だけではなく、NYTRONは通気性も徹底的に研究された。非常に大きな排気口と内部のエアフローチャネルの組み合わせによって、熱がヘルメット内に留まらないよう通気性を確保。また、NYTRONは回転衝撃に対するテストのWG11という基準をクリアしており、万が一のアクシデントの際に脳へのダメージを最小限にとどめるよう配慮されている。

ルディプロジェクト NYTRON(ブラック)ルディプロジェクト NYTRON(ブラック) (c)ポディウム
ルディプロジェクト NYTRON(ホワイト)ルディプロジェクト NYTRON(ホワイト) (c)ポディウム
カラーラインアップはブラック、ホワイト、レッド/ブラックという3色で、それぞれS-M(250g)、L(360g)という2サイズが用意されている。価格は29,700円(税込)。

そして、2022年のツール・ド・フランスでバーレーン・ヴィクトリアスの選手たちが着用していたフラッグシップヘルメット"EGOS"がラインアップに加えられた。オールラウンド用足EGOSの特徴は、ヘルメットに当たった風を内部に導入し、徹底的な通気性向上が図られていることだ。

ルディプロジェクト EGOS BAHRAIN VICTORIOUSルディプロジェクト EGOS BAHRAIN VICTORIOUS (c)ポディウム排気口は細かく設けることで、優れた通気性を実現している排気口は細かく設けることで、優れた通気性を実現している (c)ポディウム


例えば、額部分にエアフレームを設け、頭部とシェルの間に空間を生み出すことで、通気性を向上させている。またヘルメット内に入り込んだ風はエアチャネル(溝)を通り抜け、熱を押し出し外に逃げるため、ヘルメット内に熱がこもりにくくなっている。

また、EGOSでは2種類のEPSフォームを使うデュアルデンシティー構造を採用。アウターシェル側に密度の低いフォームを使うことで、衝撃吸収性を向上させつつ軽量化を達成した。

エアフレームによって通気性を高めているエアフレームによって通気性を高めている (c)ポディウム密度が異なるEPSフォームが備えられている密度が異なるEPSフォームが備えられている (c)ポディウム

フィドロックのマグネットバックルが搭載されているフィドロックのマグネットバックルが搭載されている (c)ポディウムRSR11のリテンションシステムによって適切なフィットを提供するRSR11のリテンションシステムによって適切なフィットを提供する (c)ポディウム


顎紐をまとめるディバイダーや、フィドロックのマグネットバックルなど新しいパーツが与えられていることも、新型フラッグシップにふさわしい仕様となっている。サイズはS、M、Lという3種類で、価格は33,000円(税込)。



ルディプロジェクト NYTRON
サイズ:S-M、L
重 量:250g(S-M)、360g(L)
カラー:ブラック、ホワイト、レッド/ブラック
価格:29,700円(税込)

ルディプロジェクト EGOS BAHRAIN VICTORIOUS
サイズ:S、M、L
重 量:230g(S)、250g(M)、280g(L)
価格:33,000円(税込)

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