ツールのプロバイク特集第9弾は、モビスターのチームバイクにフォーカス。キャニオンのAEROAD CFRや未発表の新型Ultimate CFR、TTバイクのSPEEDMAXを紹介していこう。



モビスターのキャニオン AEROAD CFRモビスターのキャニオン AEROAD CFR
クイル方式のヘッド調整機構を持つクイル方式のヘッド調整機構を持つ コンチネンタルのプロ供給専用チューブラーであるCOMPETITION PRO LTDをメインに使用コンチネンタルのプロ供給専用チューブラーであるCOMPETITION PRO LTDをメインに使用


昨年6位に入ったエンリク・マス(スぺイン)をエースに据え、今ツールに臨んだモビスター。残念ながらコロナ陽性のため、第19ステージを前にDNSとなってしまったが、マッテオ・ヨルゲンソン(アメリカ)が新人賞争いで4位に入るなど健闘を見せた。

チームバイクは今年もキャニオンで、多くの選手がエアロロードの最新モデル「AEROAD CFR」を使用している。昨年はコックピット周りのトラブルもあり、外装仕様を用いていたAEROAD CFRだが、そのトラブルも完全に解消され今年は本来のフル内装仕様に。

新型と思われるキャニオン Ultimate CFR新型と思われるキャニオン Ultimate CFR
AEROAD CFR同様のケーブル内装システムを採用しているAEROAD CFR同様のケーブル内装システムを採用している ホイールはジップの303/454NSWを使用ホイールはジップの303/454NSWを使用


一方、マスはクライマーらしく軽量モデルのUltimateを愛用。山岳ステージでのチーム使用率も高く、クライミングバイクとして存在感を放っていたが、どうやらこれは未発表の新モデルのよう。大枠のシルエットは似通っているものの、現行モデルはケーブル外装式となっているのに対しツールで使われていたバイクはAEROAD CFR同様のシステムによるケーブルフル内装化を果たしている。また、シートポストも丸型からD形断面形状に変更されているようだ。

組み合わせるコンポーネントはスラムの無線電動変速グループセットであるRED eTap AXSを使用。ホイールもスラムと関係の深いジップを使用しており、ステージに合わせて303NSWと454NSWを適材適所に使い分けていた。

キャニオン SPEEDMAXキャニオン SPEEDMAX
後輪にジップ SUPER 9後輪にジップ SUPER 9 前輪に454 NSWを装着するTTバイクもあった前輪に454 NSWを装着するTTバイクもあった


タイムトライアルではキャニオン SPEEDMAXを使用し、前輪に858 NSWもしくは454NSW、後輪にSUPER 9を組み合わせる。タイヤはコンチネンタルのプロ供給専用チューブラーであるCOMPETITION PRO LTDをメインに使用しているが、タイムトライアルではチューブレスタイヤのGRAND PRIX 5000s TRを使用していた。

モビスターはフィジークのサポートを受けており、サドルとシューズを同ブランドで統一。サドルはそれぞれの好みを反映しているが、シューズに関してはほぼ全ての選手が新しいVENTO INFINITO CARBON2を着用。一方、オリバー・ナーセンは軽量かつ通気性に優れたVENTO POWERSTRAP R2 AEROWEAVEを愛用しているようだ。

フィジーク ANTRESに滑り止めパッドを貼っているフィジーク ANTRESに滑り止めパッドを貼っている シューズもフィジークで統一しているシューズもフィジークで統一している


ボトルケージはエリートのLeggeroで、ボトル自体も軽量なFLY。バーテープはリザードスキンで、サイクルコンピューターはガーミン、ペダルはルックを使用している。

text:Naoki Yasuoka
photo:Makoto.AYANO

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