プロバイクレポート第6弾は、クイックステップ・アルファヴィニルのTARMAC SL7やSHIV TTを紹介。初日の個人TTで驚きの勝利とマイヨジョーヌ獲得を果たしたイヴ・ランパールト(ベルギー)、そして翌日のスプリントステージを制したファビオ・ヤコブセン(オランダ)の駆るチームバイクだ。



イヴ・ランパールト(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)のスペシャライズド TARMAC SL7イヴ・ランパールト(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)のスペシャライズド TARMAC SL7 photo:Makoto AYANO
開幕ステージTTを制したイヴ・ランパールト(ベルギー)開幕ステージTTを制したイヴ・ランパールト(ベルギー) photo:Makoto AYANOスパカズのバーテープ。ささやかなマイヨジョーヌカラーだスパカズのバーテープ。ささやかなマイヨジョーヌカラーだ photo:Makoto AYANO


前年ツールで開幕勝利を挙げたジュリアン・アラフィリップ(フランス)、ステージ4勝とマイヨヴェールを獲得したマーク・カヴェンディッシュ(イギリス)というスター2名を欠くこととなった、常勝軍団「ウルフパック」。

2022シーズン序盤の不振を振り払うかのように、2日連続ステージ優勝およびマイヨジョーヌとヴェール着用を果たし、大会序盤はヤコブセンがワウト・ファンアールト(ベルギー)とのポイント賞争いを繰り広げた。また、母国開幕で注目を浴びた一人であるミッケルフレーリク・ホノレ(デンマーク)らが連日逃げにトライする積極的レース運びで存在感を示した。

トップチューブに描かれたウルフパックのアイコントップチューブに描かれたウルフパックのアイコン photo:Makoto AYANO新型デュラエースをフル投入新型デュラエースをフル投入 photo:Makoto AYANO

ステージによっては56-44T(選手供給用)のビッグギアを組み合わせる選手もステージによっては56-44T(選手供給用)のビッグギアを組み合わせる選手も photo:Makoto AYANO
TTステージは昨年同様SHIV TT ディスクブレーキTTバイクの先駆けとなった一台TTステージは昨年同様SHIV TT ディスクブレーキTTバイクの先駆けとなった一台 photo:Makoto AYANO
スペシャライズド純正のコックピット ステム前方にはK-EDGEのマウントがスペシャライズド純正のコックピット ステム前方にはK-EDGEのマウントが photo:Makoto AyanoRAPIDE CLXにチューブレスのTURBOを組み合わせるRAPIDE CLXにチューブレスのTURBOを組み合わせる photo:Makoto Ayano


ウルフパックの攻撃的な走りを支えるのは、昨年から続投となるスペシャライズドのオールラウンダー、TARMAC SL7。タイムトライアルバイクは、昨年と同カラーであるオールブラックのSHIV TT Discを駆り、大幅な機材変化は見られず。

シマノのグローバルサポートチームでもあるクイックステップは、セミワイヤレス変速かつ12速化したデュラエースDi2をフル投入。ハンドルはスペシャライズドまたはPRO製品を使う選手もいるが、ステムはインテグレーションに勝るスペシャライズド純正が投入されていた。

ホイールは他のスペシャライズドサポートチームと同じく、ロヴァールを採用。山岳ステージではAlpinist CLXⅡ、平坦ステージではRapide CLXⅡと使い分けるのは昨年同様だが、チューブレス対応の"Ⅱ"に進化したことでタイヤはスペシャライズドのチューブレスタイヤTURBO RAPIDAIR 26Cをメインに採用。クリンチャーからチューブレスへと切り替わっている。

フランス王者フロリアン・セネシャル トリコロールのチームキットを纏うフランス王者フロリアン・セネシャル トリコロールのチームキットを纏う photo:Makoto AYANO
奇抜なルックスのTTヘルメットとフェイスカバー奇抜なルックスのTTヘルメットとフェイスカバー photo:Makoto AYANOヒルクライムステージではPREVAIL 3ヘルメットを着用するライダーもヒルクライムステージではPREVAIL 3ヘルメットを着用するライダーも photo:Makoto AYANO


ライダーギアもスペシャライズドで統一され、最新世代のヘルメットであるS-WORKS PREVAIL3とEVADE3を、ステージ特性により使い分けた。また、またTTステージで一部の選手に限り、巨大なバイザーを誂えたTTヘルメットとフェイスカバーを投入、その奇抜なルックスが話題を呼んだ。

コンピューターはWahoo ELMNTをK-EDGEのステム一体マウントで固定。ボトルやボトルケージはタックスで、バーテープはスパカズを使用する。

text:Ryota Nakatani

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