3度目の全日本チャンピオン獲得を支えた、新城幸也のメリダSCULTURAにフォーカス。バーレーン・ヴィクトリアスの主力機として愛用されるチャンピオンバイクを紹介します。



新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)のメリダSCULTURA TEAM新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)のメリダSCULTURA TEAM photo:So Isobe
6月最終週に広島中央森林公園を舞台に開催された全⽇本選⼿権ロードレース。メインとなった男子エリートレースをワールドツアー仕込みの脚とレース眼で制した新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)が駆ったのは、メリダの軽量オールラウンドモデルSCULTURA TEAMだった。

2021年秋にフルモデルチェンジが施され、従来以上に空力性能と快適性を向上させた新型SCULTURA。登場以降バーレーン・ヴィクトリアスの山岳主力機として使われ、厳しいジロ・デ・イタリアでステージを挙げるなど戦績を残してきた。

2号機を示すステッカーが貼られていた2号機を示すステッカーが貼られていた photo:So IsobeハンドルはSCULTURA専用のステム一体型ハンドルはSCULTURA専用のステム一体型 photo:So Isobe

ヴィジョンの60mmハイトのMETRON SL DISCを前後輪とも使用ヴィジョンの60mmハイトのMETRON SL DISCを前後輪とも使用 photo:So Isobe
サドルとバーテープはプロロゴ。レールがバーレーン仕様に塗られていることにも注目サドルとバーテープはプロロゴ。レールがバーレーン仕様に塗られていることにも注目 photo:So IsobeタイヤはコンチネンタルのGrand Prix 5000 S TR。チューブレスバルブはヴィジョン製タイヤはコンチネンタルのGrand Prix 5000 S TR。チューブレスバルブはヴィジョン製 photo:So Isobe


身長170cmの新城が乗るのはXSサイズ(トップチューブ535mm)。コンポーネントはR9270系デュラエースDI2だが、全世界的にパワーメータークランクの供給が遅れているためか、TTバイクと同じくクランク(長さは172.5mm)のみFC-R9100-Pを装備されていた。チェーンリング歯数は54-42Tだ。

ホイールはヴィジョンの60mmハイトのMETRON SL DISCで、組み合わせるチューブレスタイヤはコンチネンタルのGP5000S TR。サドルとバーテープはプロロゴで、レールが水色に塗られたZERO Ⅱ TRサドルはチーム供給専用品だ。

DI2ケーブルはゴムチューブ留めDI2ケーブルはゴムチューブ留め photo:So Isobeチェーンステーには傷つき防止のシールが貼り付けられていたチェーンステーには傷つき防止のシールが貼り付けられていた photo:So Isobe


text&photo:So Isobe