標高1,366mの超級山岳カルペーニャ峠を2度登るティレーノ〜アドリアティコ6日目。残り16kmから飛び出したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)が勝利し、2年連続総合優勝を大きく引き寄せた。



アペッキオからカルペーニャに向かうティレーノ~アドリアティコ6日目アペッキオからカルペーニャに向かうティレーノ~アドリアティコ6日目 photo:CorVos
ティレーノ〜アドリアティコ2022第6ステージティレーノ〜アドリアティコ2022第6ステージ photo:RCS Sport最終日を翌日に控えたティレーノ〜アドリアティコの舞台は、アドリア海から再びアペニン山脈へ。第6ステージは残り40kmから故マルコ・パンターニが「Il Carpegna mi basta(練習にはカルペーニャがあれば十分だ)」と語った超級山岳チッポ・ディ・カルペーニャ(距離6.2km/平均勾配9.6%)を2度登り、下った先にフィニッシュが待つ213kmだ。

獲得標高差3,817mのクイーンステージは、山岳賞ジャージを着るクイン・シモンズ(アメリカ、トレック・セガフレード)や総合で遅れたジュリアン・アラフィリップ(フランス、クイックステップ・アルファヴィニル)、ブノワ・コスヌフロワ(フランス、AG2Rシトロエン)を含む9名が5分弱のリードで先行する展開に。リーダーチームのUAEチームエミレーツやユンボ・ヴィズマが序盤からメイン集団のコントロールを担った。

先頭集団から1分40秒差で1度目のカルペーニャ峠の登坂に入ったメイン集団では、ラファウ・マイカ(ポーランド、UAEチームエミレーツ)によるペースメイクが始まった。リードが50秒を下回った逃げグループでは、アラフィリップが登坂で顔を歪めるレムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)のためメイン集団に戻るシーンも。一方で「スタート前に(一度目のカルペーニャ山頂が)ゴールだとチームと話し合っていた」と語るシモンズがカルペーニャ峠をトップで通過し、翌日の最終日が平坦ステージのため山岳賞ジャージをほぼ手中に収めた。

気温4度の寒空の中、アペニン山脈を進むプロトン気温4度の寒空の中、アペニン山脈を進むプロトン photo:CorVos
1度目のカルペーニャ峠をトップ通過して山岳ジャージをほぼ確定させたクイン・シモンズ(アメリカ、トレック・セガフレード)1度目のカルペーニャ峠をトップ通過して山岳ジャージをほぼ確定させたクイン・シモンズ(アメリカ、トレック・セガフレード) photo:CorVos
UAEチームエミレーツを先頭に2度目のカルペーニャ峠に突入するUAEチームエミレーツを先頭に2度目のカルペーニャ峠に突入する photo:CorVos
この日の目標を無事達成したシモンズがジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード)のために戻って牽引したメイン集団は、1度目のフィニッシュラインを通過。この13名にまで減ったプロトンからは総合2位のエヴェネプールや7位のテイオ・ゲイガンハート(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)が遅れを喫した。

マルク・ソレル(スペイン、UAEチームエミレーツ)を先頭に2度目のカルペーニャ峠が始まると、ミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)が加速してライバルたちをふるいにかける。ポガチャルとヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ)、エンリク・マス(スペイン、モビスター)がこの動きに反応し、少し遅れてリッチー・ポート(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ)が追いかける展開に。頂上まで3km、フィニッシュまで残り16km地点で再びランダがダンシングでペースを上げると、それを遥か上回るスピードでポガチャルが飛び出した。

牽制により協力体制を築くことができない追走を尻目に、ポガチャルはカルペーニャ峠を通過。狭く道端に雪が積もる下りも危なげなくクリアしたポガチャルが、フィニッシュラインまで快走した。終わってみれば後方の選手たちから1分差をつける圧倒的な走りで、ツール・ド・フランス2連覇中のポガチャルが勝利した。

頂上手前3kmで先鋭グループからタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)が飛び出す頂上手前3kmで先鋭グループからタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)が飛び出す photo:RCS Sport
ライバルたちに1分差以上つける圧巻の走りで勝利したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)ライバルたちに1分差以上つける圧巻の走りで勝利したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos
「まず最初にチームとチームメイトに感謝を伝えたい。彼らのおかげで完璧な位置で最後の登りに入ることができた。身体を暖める目的もあり、最後は自分のペースで登った。その結果が勝利に繋がり、また仲間の走りに報いることができて嬉しいよ」。今大会2勝目を挙げ、2位ヴィンゲゴーに1分3秒差までリードを広げたポガチャルは喜ぶ。「レースもあと1日。明日はパスカル・アッカーマンが勝利を狙ってくれるはずだ」。

1分3秒遅れのステージ2位と3位にはヴィンゲゴーとランダが入り、ポガチャルとの直接対決が注目されたエヴェネプールは4分1秒遅れのステージ13位に。エヴェネプールは総合でも2位から11位に順位を落としている。

翌日の最終第7ステージは集団スプリントが濃厚な平坦ステージ。山岳3連戦を乗り越えたスプリンターによる3度目のスプリントバトルが繰り広げられる。

2年連続の総合優勝に王手をかけたタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)2年連続の総合優勝に王手をかけたタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos
山岳賞ジャージのキープに成功したクイン・シモンズ(アメリカ、トレック・セガフレード)山岳賞ジャージのキープに成功したクイン・シモンズ(アメリカ、トレック・セガフレード) photo:CorVos
ティレーノ〜アドリアティコ2022第6ステージ結果
1位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)5:28:57
2位ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ)1:03
3位ミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)
4位リッチー・ポート(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ)1:34
5位ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)1:49
6位ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア、ボーラ・ハンスグローエ)
7位ティボー・ピノ(フランス、グルパマ・エフデジ)
8位ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード)2:23
9位ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)
10位テイメン・アレンスマン(オランダ、チームDSM)
個人総合成績
1位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)23:45:55
2位ヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ)1:52
3位ミケル・ランダ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)2:33
4位リッチー・ポート(オーストラリア、イネオス・グレナディアーズ)2:44
5位ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア、ボーラ・ハンスグローエ)3:05
6位テイメン・アレンスマン(オランダ、チームDSM)3:16
7位ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、バーレーン・ヴィクトリアス)3:20
8位ティボー・ピノ(フランス、グルパマ・エフデジ)3:37
9位ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)3:51
10位ジュリオ・チッコーネ(イタリア、トレック・セガフレード)4:03
その他の特別賞
ポイント賞タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
山岳賞クイン・シモンズ(アメリカ、トレック・セガフレード)
ヤングライダー賞タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)
チーム総合成績バーレーン・ヴィクトリアス
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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