ミラノ〜サンレモを終え、UCI(国際自転車競技連盟)は最新のワールドランキングを発表した。パリ〜ニース、ティレーノ〜アドリアティコ、ミラノ〜サンレモの優勝者が順位を上げる中、初戦ツアー・ダウンアンダーを制したアラン・デーヴィス(オーストラリア、クイックステップ)がランキングトップを維持している。

ランキング首位を維持するアラン・デーヴィス(オーストラリア、クイックステップ)ランキング首位を維持するアラン・デーヴィス(オーストラリア、クイックステップ) photo:Cor VosUCIワールドカレンダーは4戦を消化。パリ〜ニース総合優勝のルイスレオン・サンチェス(スペイン、ケースデパーニュ)、ティレーノ〜アドリアティコ総合優勝のミケーレ・スカルポーニ(イタリア、ディキジョヴァンニ)、そしてミラノ〜サンレモ優勝のマーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア)は、それぞれ100ポイント獲得でランキング上位に浮上した。

しかし初戦ツアー・ダウンアンダーでステージ3勝&総合優勝を飾ったデーヴィスのランキング首位の座は揺らいでいない。ミラノ〜サンレモで4位に入って60ポイントを加算したデーヴィスは首位を独走中。所属するクイックステップと母国オーストラリアは、チームランキングと国別ランキングでも首位だ。

チームランキングでは、プロコンチネンタル登録のサーヴェロ・テストチームやディキジョヴァンニが健闘。その一方で、今シーズン未勝利のサイレンス・ロットは1ポイントで最下位。昨年のドーピングスキャンダルの影響でレースに招待されていないフジ・セルヴェットに至ってはランキング外だ。

4月はワールドカレンダーレース最多月間。ヒストリカルとプロツアー合わせて実に7レースが開催される。4月5日にロンド・ファン・フラーンデレン、4月8日にヘント〜ウェベルヘム、4月12日にパリ〜ルーベが開催。そして4月19日のアムステル・ゴールドレースを皮切りに、アルデンヌのクラシック3連戦が始まる。スペインでは4月6日にブエルタ・アル・パイスバスコが開幕するなど、グランツールに向けてビッグレースが矢継ぎ早にやってくる。

UCIワールドランキング(3月23日付け)
個人ランキング
1位 アラン・デーヴィス(オーストラリア、クイックステップ)182pts
2位 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、ケースデパーニュ)111pts
3位 マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、チームコロンビア)110pts
4位 ミケーレ・スカルポーニ(イタリア、ディキジョヴァンニ)107pts
5位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、サクソバンク)88pts
6位 ハインリッヒ・ハウッスラー(ドイツ、サーヴェロ)87pts
7位 スチュアート・オグレディ(オーストラリア、サクソバンク)87pts
8位 ステファノ・ガルゼッリ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)85pts
9位 シルヴァン・シャヴァネル(フランス、クイックステップ)77pts
10位 ホセホアキン・ロハス(スペイン、ケースデパーニュ)77pts

チームランキング
1位 クイックステップ 296pts
2位 チームコロンビア 230pts
3位 サクソバンク 217pts
4位 ケースデパーニュ 195pts
5位 サーヴェロ・テストチーム 158pts

国別ランキング
1位 オーストラリア 375pts
2位 スペイン 354pts
3位 イタリア 348pts
4位 ドイツ 241pts
5位 フランス 119pts