バスに衝突し現在も治療が続くエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)は1月28日、事故後初めてSNSを更新。「生命の危機と、95%の確率で麻痺が残る可能性から救われた。全ての人に感謝を伝えたい」と指でOKのサインを作る写真と合わせて投稿した。



いまだ集中治療室で手術を待つと綴ったエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)いまだ集中治療室で手術を待つと綴ったエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ) photo:CorVos
合宿をしていたコロンビアで停車中のバスに衝突し、2度の手術を終えたベルナル。それから5日経った28日に自身のツイッターとインスタグラムで感謝と現在の状態を説明した。

「心から愛する自転車で95%の確率で陥る可能性のあった対麻痺(両下肢の運動麻痺)、及び生命の危機から救われた。僕を助けてくれた神さまとサバナ大学附属病院、治療に携わってくれた専門家たち、家族、彼女、そして僕の無事を祈ってくれた全ての人々に感謝したい」。

事故直後に大腿骨と膝蓋骨の骨折と報じられ、新たに脊椎骨の骨折と肺穿孔(せんこう)が明らかとなったベルナル。一部報道によるとベルナルには本日、右の中手骨(手首と指の間にある骨)と歯槽(歯の根がはまり込む顎骨の穴)の手術が施されるという。

カメラを真っ直ぐ見つめ、左手でOKサインを作った写真と共にベルナルは「まだ集中治療室で手術を待っている状態だが、神さまを信じれば全てが上手く行くはずだ」と、前向きなコメントで投稿を締めくくった。

現地メディアによると、事故当時ベルナルはタイムトライアルバイクに乗り、乗降のため停車したバスに衝突した時のスピードは時速60kmほどだったと報じられている。


text:Sotaro.Arakawa

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