トラック世界選手権4日目は男子オムニアムでイネオス・グレナディアーズに所属するイーサン・ヘイター(イギリス)が優勝。橋本英也はスクラッチで7位と好スタートを切るも9位に終わっている。



トラック世界選手権4日目が行われたルーベのヴェロドロームトラック世界選手権4日目が行われたルーベのヴェロドローム photo:UCI
山崎賢人と寺崎浩平による日本人対決は山崎が制した山崎賢人と寺崎浩平による日本人対決は山崎が制した (c)JCF2連覇を果たしたレアソフィー・フリードリヒ(ドイツ)2連覇を果たしたレアソフィー・フリードリヒ(ドイツ) photo:CorVos

2021年トラック世界選手権も残すところあと2日。女子種目が中心となった4日目は、500m個人タイムトライアル、女子マディソン、女子個人パシュート、男子オムニアムの決勝が行われた。

日本勢からは男子スプリント予選に山崎賢人と寺崎浩平が出場。それぞれ予選を突破すると、直接対決となった1/16決勝を山崎が制して1/8決勝に駒を進めるも、ミハエル・イアコフレフ(ロシア)に破れ敗退となった。

弱冠21歳のレアソフィー・フリードリヒ(ドイツ)が女子500m個人タイムトライアルで2連覇を達成すると、勢いづいたドイツは女子個人パシュートで表彰台を独占。トラックで優勝を逃し続けてきたリサ・ブレナウアーが自身初のアルカンシェルに袖を通した。また女子マディソンでは39歳のキルステン・ウィルトと30歳のアミー・ピータースによるベテランコンビがオランダに3大会連続の金メダルをもたらしている。

女子マディソン:3連覇を達成したオランダ女子マディソン:3連覇を達成したオランダ photo:CorVos女子マディソン:優勝したキルステン・ウィルト(オランダ)とアミー・ピータース(オランダ)女子マディソン:優勝したキルステン・ウィルト(オランダ)とアミー・ピータース(オランダ) photo:CorVos
女子個人パシュート:表彰台を独占したリサ・ブレナウアーを含むドイツ勢女子個人パシュート:表彰台を独占したリサ・ブレナウアーを含むドイツ勢 photo:UCI
この日の最終種目として行われた男子オムニアムには、予選を突破した橋本英也が登場。スクラッチで7位と好スタートを切ると、テンポレースでは落車をしながら12位でフィニッシュするなど健闘を見せ、総合9位でレースを終えた。

優勝したのは東京五輪銅メダリストのエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア)と2013年大会覇者アーロン・ゲイト(ニュージーランド)を破ったイーサン・ヘイター(イギリス)。今年はロードレースでも9勝を挙げるなど飛躍の年となった23歳のヘイターが、個人では初となるアルカンシェルを獲得した。

男子オムニアム:テンポレースで落車しながら9位でフィニッシュした橋本英也男子オムニアム:テンポレースで落車しながら9位でフィニッシュした橋本英也 (c)JCF男子オムニアム:イーサン・ヘイター(イギリス)男子オムニアム:イーサン・ヘイター(イギリス) photo:UCI
個人では世界選手権初優勝を飾ったイーサン・ヘイター(イギリス)個人では世界選手権初優勝を飾ったイーサン・ヘイター(イギリス) photo:UCI
男子オムニアム:アーロン・ゲイト(ニュージーランド)男子オムニアム:アーロン・ゲイト(ニュージーランド) photo:UCI
トラック世界選手権2021 女子500m個人タイムトライアル結果
1位 レアソフィー・フリードリヒ(ドイツ)
2位 アナスタシア・ヴォイノヴァ(ロシア自転車競技連盟)
3位 ダリア・シュメレワ(ロシア自転車競技連盟)
トラック世界選手権2021 女子マディソン結果
1位 オランダ
2位 フランス
3位 イギリス
トラック世界選手権2021 女子個人パシュート結果
1位 リサ・ブレナウアー(ドイツ)
2位 フランツィスカ・ブラウーセ(ドイツ)
3位 ミーク・クローガー(ドイツ)
トラック世界選手権2021 男子オムニアム結果
1位 イーサン・ヘイター(イギリス)
2位 アーロン・ゲイト(ニュージーランド)
3位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、コフィディス)
9位 橋本英也
text:Sotaro.Arakawa

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