コルナゴが今もイタリアの工房で作り続ける名車のMASTER。2022年モデルでは人気の高いサロンニカラーが復活を遂げる。赤色に輝く車体にクラシカルな胴抜きのロゴ、アルカンシェルのモチーフが映える1台だ。



コルナゴ MASTER(PR82/サロンニカラー)コルナゴ MASTER(PR82/サロンニカラー) (c)アキボウ
コルナゴのバイクを駆ったレジェンドの1人、ジュゼッペ・サロンニ。現在UAEチームエミレーツのアドバイザーであるサロンニは、かつて神童と呼ばれ、当時のプロ認定基準を下回る19歳で特別にプロとしてレースに参戦。1979年には21歳という若さでジロ・デ・イタリアを制覇し、その能力を知らしめた。

サロンニは1982年にイギリスで開催された世界選手権まで優勝。24歳でアルカンシェルに袖を通し、レジェンドの一角に名前を連ねた。世界選手権制覇時にサロンニが使用したバイクがコルナゴのMASTERであり、彼のパフォーマンスを支えたMASTERは世界中から引く手数多となり、今に至るまでラインアップされ続ける名車の地位を獲得した。

サロンニが世界チャンピオンであることを示すアルカンシェルが配されるサロンニが世界チャンピオンであることを示すアルカンシェルが配される (c)アキボウクラシカルな胴抜きデザインであしらわれるブランドロゴクラシカルな胴抜きデザインであしらわれるブランドロゴ (c)アキボウ


さらにサロンニが駆った赤色のMASTERは、サロンニカラーとして高い人気を誇り、MASTERを象徴するグラフィックとなっていた。そんなサロンニカラーがついに復活する。赤色に輝く車体に胴抜きのロゴとアルカンシェルがあしらわれる当時を彷彿とさせるデザインが特徴だ。

また、MASTERが特別な存在で有り続けるのは、冷間引抜きジルコ加工のチューブに1インチのプレチサストレートフォークを組み合わせるスタイルと、今でもコルナゴの本社工房で作られるという姿勢が今でも変わらないからだろう。ロードレーサーの歴史におけるマスターピースの1つはコレクションとして手元に残しても良いだろうし、当時から変わらない走行性能を堪能しても良さそうだ。

エルネスト・コルナゴのサインが加えられているエルネスト・コルナゴのサインが加えられている (c)アキボウ
ゴールドとシルバーが映えるヘッドラグゴールドとシルバーが映えるヘッドラグ (c)アキボウ
販売はフレームセット(税込374,000円)が基本だが、完成車として購入できるプレミアムパッケージにも対応している。プレミアムパッケージに用意されるのはカンパニョーロ CENTAUR(シルバー)で組み上げられるスレッド仕様とアヘッド仕様の2種類。ともに価格は561,000円(税込)だ。



コルナゴ MASTER
サイズ:490、500、510、520、530、540、550、560
フレーム重量:1550g(未塗装)
フォークタイプ:アヘッド、スレッド(選択可能)
カラー:PR82(サロンニカラー)
価格:374,000円(税込、フレームセット)、561,000円(税込、プレミアムパッケージ)

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